紅白:第七話 超級電波塔“ツクヨミ”
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ていた。
「なあ、イクスとガンセイヴァーはここに来ると思うか?」
「イクスはどうか知らんが、ガンセイヴァーは確実にここに来るだろうな。何せこの電波塔はスメラギの重要施設の1つだからな…本音を言えばどちらにも来て欲しくないが、来て欲しい気持ちもある。何せロロちゃんとモルフォちゃんの歌が聴けるからなぁ」
「イソラちゃんも悪くはないんだが、やっぱりあの2人の歌はテンションが上がるし、現実の物じゃないからこその魅力があるんだよなぁ。なあ、知ってるか?スメラギの大部隊が尽くイクスとガンセイヴァーに殲滅されてるの…セプティマホルダーのガンセイヴァーはともかく、イクスはマイナーズらしいぞ。信じられるか?」
「どんな悪所も関係なく縦横無尽に跳ね回るあれをマイナーズと知った時の衝撃は凄まじかったしな。ネットでもスメラギの大部隊を殲滅するブッ飛びっぷりから、一部のセプティマホルダーにも人気が出ちまってる。しかも主な層は若い女性世代なんだそうだ…マイナーズなのに強くて容姿端麗なとこが受けが良い理由なんだろうな。くそぉ…羨まし…じゃなくて妬ましいぞイクスぅ…っ!!」
「ガンセイヴァーもガンセイヴァーでセプティマホルダーの女性人気で常に上位だもんなぁ…やっぱり顔なのかねぇ…畜生…」
嫉妬に震えるスメラギ兵がいることなど知る由もなく、ソウとアキュラは電波塔の近くに訪れていた。
『ふう、ここまで来るの、大変だったね…でも、まだ気は抜けないよ!この資材運搬用の輸送機を渡っていけば、ターゲットの電波塔に取り付けるはずだ。おっと!いくら君でも、この高さから落ちたら一発アウトだから、注意するんだよ?』
「大変ですね、実体がないと言うのは…ソウ…落ちても私が引き上げますから大丈夫ですよ」
『むうう!ぼ、僕だってその気になれば…前言撤回!アキュラ君、どんどん落ちても良いからね!?』
「落ちるわけないだろう…」
「それ以前に落ちる前提で話を進めるな」
『取り敢えず敵には気を付けてね。どっちも空飛べるからって油断は厳禁よ』
モルフォの言葉を最後にソウは早速マッハダッシュで移動し、アキュラはブリッツダッシュで移動する。
途中で配備されている警備メカから迎撃を受けるが、ソウは雷撃鱗で防ぎ、そのまま雷撃鱗の範囲を広げながらロックオンして放電することでメカは一撃で破壊される。
「はあっ!!」
ロックオンを射程外にいた敵はマッハダッシュで距離を詰めながらチャージセイバーとチャージショットで殲滅していく。
「ガンセイヴァーが板に付いてきましたね。」
「からかうな、アキュラには負けん。俺が先に殲滅する」
「勿論です。」
『私もそろそろ本気でやろうかしら』
モルフォの歌、【碧き扉】が響き渡る。
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