暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第149話 死闘の決着!零蝶が歩んだ軌跡!
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我の計算が狂いだしている?」


 メルヴァゾアは自身の高度な予知システムによって零蝶の動きを先読みしている。だが先程からその先読みが全く当たらなくなっていた。


「零蝶、一体何をした?」
「我は何もしていない、ただ心から出来ると思い込んだだけ」
「思い込んだ……だと?」
「これがアルティメットルーティーン……全てを支配する王の所作」


 零蝶が使ったのはアルティメットルーティーンと呼ばれるルーティーンの一種だ。


 ルーティーンとは技を繰り出す前にある一定の動作を行う事で集中力を高めて技を成功させる確率を上げる所作の事だ。


 アルティメットルーティーンは技だけでなく自分の行動全てを出来ると心から思い込むことでそれを現実に起こすことが出来る。


 それは自分だけでなく他者にも効果を及ぼす、零蝶はそれによってメルヴァゾアの攻撃を無効化していたのだ。


 零蝶は自分の行動を信じたりすることは無かった、だがアカシアより教わった信じる事の大切を理解した彼女なら使えるようになった。


「もうお前の攻撃は当たらない、覚悟しろ」
「お、思い込みだと……そんな非科学的な力があり得るものか!」


 計算では決して出来ない摩訶不思議な現象に流石のメルヴァゾアも激高を叫びながら零蝶に向かっていった。


「はあっ!」


 ヘラクレスの鼻息にエンペラークロウの毒の竜巻とマザースネークの消化液を混ぜ込んだ竜巻のブレスを放つメルヴァゾア、だが先程は零蝶を溶かしたその技も今は平然と中を進んできた。


「しゃあっ!!」


 体をバンビーナのような小柄な体系にしてラッシュを放つメルヴァゾア、だがその全てをいなされて蹴り飛ばされてしまう。


「潰れろ!」


 上空に吹き飛んだメルヴァゾアはムーンのような巨体になると重力を操って零蝶を動けなくする、そしてそのまま巨体で押しつぶそうとするが……


「軽い」


 零蝶は周りの重力が100倍になっている状況でも平然としていてなんと巨体を片手で持ち上げていた。


「木人」


 そして足から大地にエネルギーを与えて植物を生やして木人に変える、その木人の放ったアッパーが硬いムーンの外殻を破壊してメルヴァゾアを殴り飛ばした。


「がはっ!?」


 メルヴァゾアは空中で体勢を立て直すとギネスの姿になり、そのまま分身して零蝶に襲い掛かった。


「牙は全てデロウスのものに変えた!ズタズタに引き裂いてやろう!」


 ギネスの速度に加えてデロウスの最強の牙を携えたメルヴァゾアは分身と共に零蝶に襲い掛かった。


「移り箸」


 だが零蝶は一龍の技である移り箸を使いメルヴ
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