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だからってなんだよー 私は負けない
第6章
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そんなにするん?」

「そうねー 周りに何にもないから、頑丈にするん違うのー」

「あのね どうして あそこに冷蔵庫も置かなきゃなんないの?」

「だってね 今のプレハブだけじゃぁ 寂しいでしょ お母さんもあそこに居るから 見張りもできるじゃぁない?」

「お母さん・・・おかしくなってない? お母さんがお弁当屋さんやるのはいいわよー でも、冷蔵庫は作業場の横に設置したほうが、風除けにもなるし、いちいち あそこまで運ぶ必要ないヤン ヤマトに取りに来てもらうわよー」

「でも それは・・・健人君にでも運んでもらえば・・・アシスト自転車にリヤカーで ほらっ 最近は街中ではヤマトも使ってるっていうヤン」

「あかん 却下! 冷蔵庫の囲いのことは関田さんに、もう、一度相談するわー 私もね 作業場改修の時の借り入れもようやく終わるとこなんよー 今度は、その工事に冷蔵庫のリース代も重なるでしょ (愛の山)にあんまり残ってへんのよー」

「そう? そうね じゃぁ 冷蔵庫のことはすぐりに任せるわー」

「お母さん 篠田さんとこは どーすんのよー」

「うん 今年ね 高校出た女の子が入ったでしょ その子に引き継いでるのよー だから、篠田さんとこは辞めてね お弁当屋さんは 10時から3時までで、その後は すぐりんとこの伝票整理するからね」

「・・・ねぇ その お弁当屋さんって 大丈夫? 売れるの?」

「最初はね お弁当20ケにおにぎり30ケ程度と思うの お弁当もコンビニよりも安いからね 近所の農家さんから、野菜の売り物にならないものを譲ってもらうし、篠田の社長さんとこからも、欠けたりしたものを安く仕入れられるからね おかずは2品とお漬物 毎日、日替わりにするわ 直ぐに、トラックの人とかが常連さんになって、買ってくれるようになるわよー」 と、楽しそうに話していた。

 結局、お母さんはそーいう 接客相手が好きなのだろう。私に手がかからなくなったので、もう 一度 みんなから 美人だとか可愛いと言われたいのだろうなと、思っていた。まだ なんとか 若いから仕方ないかー・・・。


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