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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
第十一話 甲子園球場の特徴その六

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「そちらもな」
「そうなのですね」
「我が綾小路財閥のメーカーでも造っているが」   
 野球のボール、白球をというのだ。飛麿は了子に対していつもの怯えはなく真面目な顔で話していった。
「やはりな」
「他の会社のものとはですね」
「質が違っていてだ」
 そうであってというのだ。
「飛ぶ距離も違う」
「そういえばだ」
 ここであたるが言った。
「ホームランの数がシーズンによって違うな」
「ああ、五十本以上打つ選手が出たと思ったらな」
 良牙が応えた。
「三十本でホームラン王の人が出る時もあるな」
「結構ばらつきがあるな」
 九能も言った。
「確かにな」
「そうだな」
 ムースもそれはと言った。
「随分違うだ」
「考えてみれば不思議なことだったが」
 あたるはさらに言った。
「ボールも関係あるか」
「球場の広さもな」
「あとバットの質もあるな」
「そしてボールだな」
 良牙も九能もムースも続いた。
「関係あるだ」
「中にはどのチームもホームランが多い場合がある」
「逆に少ない場合もな」
「ボールも関係があったのか」
 あたるは腕を組んだまま考える顔で述べた。
「成程な」
「それで風もあるな」
 テンは甲子園の風を感じつつ話した。
「こんなん相手チームが乗せたらえらいことになるな」
「それで負けた時も多い」
 面堂が答えた。
「残念なことにだ」
「阪神だけ使えばええのにな」
「敵もさるものだ」
「それで負けるんだよな」
 りんねはそこからの流れを話した。
「いつもな」
「本当にいつもだからな」
 鋼牙も言った。
「阪神がそうして負けるのは」
「あまりホームラン打たれねえチームと思うけれどな」
「肝心な時に打たれるからな」
「だから負けるんだな」
「いつもな」
「飛ばないボールで広い甲子園でも」
 ミホも言った。
「打たれるのよね、ホームラン」
「絶対に打たれたらいけない時にね」
 リカも続いた。
「いつもそうなのよね」
「だから負けるのよね」
「逆にこちらの打線は打たなくて」
「それで負けるから嫌なものだ」
 温泉マークにしてもだ。
「つくづくな」
「本当にボールのことも見ないとね」
 あかねは白球を右手に持って述べた。
「駄目よね」
「そうだな」
 早雲は末娘の言葉に頷いた。
「これまでそこまで考えてこなかったが」
「ボールも大事ね」
「甲子園の球場のこともだよ」
「何かと見ないとね」
「ただ練習するだけじゃ駄目ということじゃな」
 雲母が言ってきた。
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