第五幕その四
[8]前話 [2]次話
「美味しいね」
「とてもね」
「ウィンキーの帝都でも中華料理が食べられるのね」
「それも美味しく」
「しかも沢山あるし」
「うん、チャイナタウンはオズの国の多くの街にあるけれどね」
樵が五人に答えました。
「この帝都にもあってね」
「こうしてですね」
「楽しく食べられますね」
「美味しく沢山」
「そうですね」
「嬉しいことに」
「そうだよ、中国系の人も多いしね」
それでというのです。
「こうしたお店もあるんだ」
「そういえば」
カエルマンは中国風のお店の中を見回してでした。
店員さん達がアジア系なのを見てです、樵にお饅頭を食べながらそのうえでこうしたことを言ったのでした。
「店員さん達もアジア系だね」
「そうだね」
「黒い髪と目でね」
「お顔立ちもだね」
「そうだね、お客さんは色々だけれど」
白人や黒人やラテン系の人達にです。
エルフやドワーフ、ノームにホビットの人達もいます。街全体がそうですが色々な人が笑顔でいます。
「店員さん達はアジア系が多いね」
「チャイナタウンにあるお店だから」
「中国系の人が多いね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「このお店はね」
「そうだね」
「そう、そしてね」
それでというのです。
「このチャイナタウンには多くの中国のものも売っているね」
「服も生活用品もね」
「そうしたものもね」
「買えばいいね」
「是非ね」
「ではそうするよ、実はね」
カエルマンは笑顔で言いました。
「クッキー嬢に中国の服をプレゼントしたいんだ」
「私にですか」
「私自身中国の礼装を買ってね」
黄色いタキシード姿で言います。
「そうしてだよ」
「お洒落をしたいんですね」
「やっぱり私は礼装が好きで」
ファッションの趣味はというのです。
「それでね」
「そうした服がお好きで」
「それでね」
そうであってというのです。
「食べた後は」
「服を買いますか」
「そうしよう」
「いいね」
樵は笑顔で賛成しました。
「ではそうしよう」
「是非ね」
「中国の礼装なら」
ドロシーも言いました。
「私達も持っているわ」
「そうだね」
「ええ、オズマもで」
樵に答えました。
「ベッツイもトロットもね」
「四人共だね」
「持っているわ」
「そうだね」
「西洋のドレスにね」
「中国の礼装もだね」
「そして日本の」
ジョージ達五人が今いるその国のというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ