第十話 関西巡りその十一
[8]前話 [2]次話
「そやな」
「俺が変身したら流石に俺の方が大きいがな」
パンスト太郎はこう言った。
「変身してだからな」
「普通やとな」
「大谷選手の方が大きいな」
「絶対にな」
「本当に二メートルないか」
パンスト太郎も思うことだった。
「あの人は」
「あってもおかしないな」
「ああ、本当にな」
「それであそこまで体格あるとな」
テンはそれならと話した。
「動き遅いな」
「普通はな」
冥和が頷いた。
「そうだな」
「そやけどあの人足も速いしな」
「守備の動きもいい」
「それが有り得へんわ」
「全くだな」
「ワン」
惣一郎も確かにと鳴いて頷く、響子はその彼を見てそのうえで言った。口調はいつも通り穏やかなものだ。
「惣一郎さんもそう考えてるみたいね」
「犬が見てもやな」
「あの人はそのことも有り得ないわ」
「投打二刀流でな」
「あの体格であの動きもね」
「ほんま有り得へんな」
「大体日本人でそんなに大きいなんてな」
竜之介は思った。
「滅多にいねえしな」
「二メートルあるとしたらね」
三鷹は竜之介にも応えた。
「プロレスラーや力士さんでもね」
「相当だよな」
「ジャイアント馬場さんみたいだよ」
こう竜之介に話した。
「そこまでいくとね」
「そうだよな」
「力士さんでもね」
「それだけだと相当だよな」
「二メートルあるとね」
実際にというのだ。
「そうだよ」
「やっぱりな」
「しかもあの人余分な贅肉もないね」
「全くな」
竜之介もそうだと答えた。
「そうだよな」
「それだけ練習をしてね」
「食いものにも気を付けているんだな」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「あの人はね」
「そのことも凄いな」
「今日みたいな食べ方はしないんだね」
魔挟人は自分達のことを振り返って話した。
「あの人は」
「する筈がないわね」
渚が応えた。
「好き放題食べたりとか」
「食べる量は多くても」
「ちゃんと考えて」
そうしてというのだ。
「食べているわね」
「カロリー計算とかもしてね」
「絶対にそうね」
「そこまでしてですね」
了子はここまで話を聞いて述べた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ