第四幕その七
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「これは」
「かなり立派ね」
「いいホールだね」
「外の世界でも滅多にない様な」
「そうしたね」
「そうだね、オズの国の最先端の技術を使って造ったホールなんだ」
カエルマンは五人にお話しました。
「ここはね」
「音響も確かそうですね」
「広くてです」
「快適な感じで」
「観客席も広くて席も多くて」
「椅子も座り心地がいいですね」
「設備も整っていてね」
ジョージ達五人にお話します。
「そしてなんだ」
「快適にですね」
「ステージを楽しめるんですね」
「そうしたホールですね」
「それならですね」
「候補地になれますね」
「うん、いい場所だよ」
樵自身も言いました。
「ここはね」
「そうだね」
「ドロシーともお話するよ」
「それではね、それとだけれど」
カエルマンはステージ今は誰もいないその空間のところに皆を案内してそのうえで樵に提案しました。
「私も候補地選びに参加していいかな」
「君もだね」
「うん、今は幸い時間もあるからね」
「だからだね」
「どうかな」
「うん、君もいてくれるならね」
樵はカエルマンににこりと笑って答えました。
「嬉しいよ」
「そう言ってくれるんだ」
「うん、ドロシーとお話をしたうえで」
それでというのです。
「正式に決めるよ」
「オズマともね、そうだ」
かかしも言いました。
「カエルマン氏だけでなくて」
「うん、クッキー嬢もね」
彼女を見て言います。
「どうかな」
「私もですか」
「そう、君達二人がいたらね」
それならというのです。
「さらにいいと思ったから」
「カエルマンさんに加えて」
「そう、だからね」
それでというのです。
「どうかな」
「そうですね」
「私はそうして欲しいよ」
カエルマンはクッキーにお顔を向けて右手の人差し指を立てて言いました。
「クッキー嬢もいるとね」
「それならですか」
「いつも助けてくれていているから」
「頼りにしてくれていますか」
「だからね」
それでというのです。
「本当にね」
「私もですか」
「今回も一緒だと嬉しいよ」
「それでは」
「これで二人だね、じゃあ樵君今からだよ」
かかしは早樵に言いました。
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