第十話 関西巡りその五
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皆でラーメンにアイスキャンデー、たこ焼きにお好み焼き、焼きそばに串カツにきつねうどんも食べた、それで言うことは。
「まだいけるな」
「やっぱりこの人違うわね」
「そうね」
ミホとリカはさくらの言葉を聞いて言った。
「食べる量違うわ」
「半端じゃないわ」
「この人はまた別格だから」
しのぶが二人に話した。
「同じだと思わないで」
「そうよね」
「さくらさんはね」
「考えてみれば私達も全部食べたし」
「それも残さず」
しのぶの話を受けて二人で話した。
「さくらさん程じゃなくても」
「食べたわね」
「ええ、満足したわよね」
しのぶは実際に満足感の中にいる、そのうえでの言葉だ。
「それじゃあね」
「寝ましょう」
「心おきなくね」
「もう寝るしかないわね」
小夏も言ってきた。
「お腹一杯食べたし」
「いや、まだやることがあるよ」
だがここで二階堂が言ってきた。
「ちゃんとね」
「そうですか?」
「お風呂入らないと」
微笑んで話した。
「駄目だよ」
「あっ、そうですね」
小夏は言われて頷いた。
「寝る前に」
「そうだね、それじゃあね」
「お風呂入ります」
「丁度難波にはスーパー銭湯もあるし」
「そこに行きますか」
「そうしようね」
煙草を吸いつつ笑顔で話す。
「後は」
「それじゃあ」
「風呂はいいがな」
乱馬はここでこう言った。
「お湯だけにしねえとな」
「うむ、そうだな」
玄馬も言ってきた。
「何かと不都合がある」
「俺達はな」
「だからサウナに入ってもだ」
「水風呂は駄目だからな」
「そこは気を付けないとな」
「俺達はな」
「別に入って死ぬ訳じゃねえけれどな」
良牙も言ってきた。
「気を付けねえとな」
「全くある」
シャンプーが続いた。
「私もそこが問題ね」
「そうだな」
ムースも頷くことだった。
「水風呂は注意が必要だ」
「そういえばだ」
九能はここで気付いたことがあった。
「おさげの女と早乙女乱馬は一緒にはいないな」
「そうですわね」
小太刀もこのことに気付いた。
「言われてみますと」
「あれっ、この二人まだ気付いてへんのか」
右京はそのことを見て意外な顔になった。
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