第五話
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そのことは紫達は知らなかったが、にとりの顔をみて大方の予想はついたらしく、紫は「大丈夫よ」と言って励ましていた。
「じゃあ行先は捕虜監視施設ね」
「ええ。行きましょうか」
一同はそのまま紫が出したスキマの中に入り、その場を後にするのであった。
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