X編:トークルームT
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ーぴーエネルギー?」
首を傾げるキョウタに根が真面目なソウは出来る限り理解出来るように説明する。
「EPエネルギーとは、ELECTRIC PSYCHO エネルギーの略だ。俺のセプティマ因子が生み出す電気エネルギー。俺のセプティマはこのエネルギーに依存しているから、セプティマの行使をするにはこのチャージが必要不可欠だ」
「へー、ただのカッケェポーズじゃなかったんだな?」
「何の意味もなく戦場であんなポーズを取るわけないだろう。」
ポーズにちゃんとした意味があったことにキョウタが感心すると、ソウは呆れたように見つめる。
《因縁の相手》
「「………」」
黙りこんで互いに睨み合う両者。
それをパンテーラとモルフォとロロが見つめる。
『凄い睨み合いだね』
「仕方ありません。ソウとアキュラは水と油のような関係ですから…まあ、昔と比べれば成長したようですが」
『昔のアキュラを考えれば格段の進歩じゃない。あの時はいちいち突っ掛かってくるから鬱陶しいったらなかったわ』
『流石に昔みたいにはねえ…』
「少し黙っていろ…ソウ、貴様はバタフライエフェクトの所在を知っているのか?」
「さあな、それの所在など俺にはどうでもいいことだ。俺の目的は…“あの男”を殺すことだ…」
「…あの男とは何だ?」
「俺から全てを奪った屑だ。弟と妹を奪ったあいつだけは必ず殺す」
「………妹…」
「何だ?」
「何でもない、俺は貴様の復讐を邪魔をするつもりはないが、貴様も俺の目的を邪魔するな。」
「おい、バタフライエフェクトについては俺はある程度でしか知らないが、その装置にそこまで執着する理由があるのか?」
昔のアキュラならばバタフライエフェクトよりもセプティマホルダーの抹殺を優先していたはずだ。
「……あれは…破壊しなければならない…それがあいつを救う唯一の方法だからだ」
それだけ言うとアキュラはロロを伴ってこの場を去った。
「バタフライエフェクト…ただのセプティマホルダーを管理・強化するマシンではないようだな」
「…(何かを忘れているような気がします…アキュラが何故バタフライエフェクトに執着しているのか…そして以前、似たようなことがあったような……そう、セプティマホルダーを洗脳するプロジェクト…歌姫プロジェクトの……まさか…)」
パンテーラは嫌な予感を感じながらも推測の域を出ないために口を閉ざした。
『バタフライエフェクト…何か不思議な感じがするのよねぇ…』
(ソウはパンテーラとモルフォとの心の繋がりを感じた。)
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