X編:トークルームT
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《3人のパートナー》
『ふふん、どう?パンテーラ、モルフォ。僕のモード・アウェイクニングの方が良いと思わない?』
「ふふふ、ロボットなのに寝言を言えるのですか?私のこの旧・変身現象の愛らしい姿の方が良いに決まっています」
『そうそう、布面積の少なさで人気を得ようとしてる魂胆が丸分かりよ?はしたないわねー』
「「『………ふふふふ』」」
アキュラとソウはロロとパンテーラとモルフォの不穏な雰囲気を漂わせながらの会話に我関せずとばかりにそれぞれの武器のメンテナンスをしていた。
『僕がその気になればアキュラ君を復活させられるし、ジャケットの性能だってドバーンと上がるんだから!』
『でもそれって復活させないと使えないんでしょ?オーバードライブ状態でないとアキュラの装備の強化も出来ないとか随分と限定的じゃない?私は歌えばお父さんの戦闘に大きく貢献出来るし、一応歌の支援はセプティマホルダーなら受けられるわよ』
「私も対象が固定されていませんし、私のサポートの方があなたよりも遥かに優秀です。私は鏡の足場を用意することで落下の危険性をアキュラよりも大きく減らせます。私とモルフォの合体SPスキル…“インフィニティリヴァイヴァー”で万が一の時はソウを強化復活させられます。それに…」
『それに…って何さ?』
「私は生身ですから…愛するソウに触れることが出来るのです。バーチャルであるために落下したら基本的に復活以外は何も出来ないポンコツなあなたとは決定的に違うのです」
『私もあなたみたいにメンテナンスは不要だし、必要なら姿は消せるから私生活の邪魔にはならないけど、目立つまん丸ボディは不便よねぇ?』
モルフォがクスクスと笑い、パンテーラは尻尾の鋭利な先端でロロをつつくとバーチャルなために透かされる。
『う、うわあああっ!それ凄く気にしてるのにーっ!』
「ふふ、愛の勝利です」
『何度も言うけど機械って不便よねー』
「「………」」
この時ばかりは不仲の2人の気持ちは1つとなる。
“騒がしい”…と、しかしこんな騒がしいのも悪くはないと。
(ソウとアキュラの心に温かなものが満ちた。)
《現在に到るまで》
「ねえ、お兄さんとテーラちゃんはずっとスメラギと戦ってきたの?」
「…?まあな、スメラギの部隊は様々な場所にいるからな。奴らの本拠地に潜入するには少しでも戦力を低下させなければならないんでな」
自分達がどれだけ優れていようが所詮は数人。
圧倒的な数の前では思った以上の前進は出来ずに現在に到るのだ。
「…お兄さんが行った場所にもマイナーズっていたの?」
「一応はな、だが…基本的に逃げられる。俺達もセプティマホルダーで俺が身に付けてい
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