第1話 ”逸脱”の火曜日
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立ちと併せて“この世のもの”と思えないほどの妖艶さだ。
そう、この少女はこの世にいるはずがない存在のはずだ。
何故なら、彼女は忍たち姉妹の前で、背中から蝙蝠の様な翼を生やして浮かんでいたからである。突然目の前に事といい、背中から生える翼の事といい、そんな事ができる、生えている人間なんて存在しない。
少女の放つ美しさと妖艶さ、それに自分たちが息をのむ音を忍達は聞いた。
「あ、あなたは……?」
警戒しながらも、恐る恐ると言った様子で忍が問いかける。正直、当たってほしくもないが、忍の予想が正しければ目の前にいる彼女の正体は間違いなく……
「はじめましてかしら、ニンゲン。わたしは鬼女リリム、その携帯の持ち主と契約していた“悪魔”よ」
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