第三幕その八
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「思えばね」
「どうしたのかな」
「コンサートもそれね」
樵に対して言いました。
「そうね」
「そう、そこはね」
「その通りだよ」
「歌とダンスを見て」
「トークもあるね」
「それに他の観客の人達と一緒に応援して」
「一体感を感じてね」
そうもなってというのです。
「高揚も味わうから」
「心の栄養になるわね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「コンサート、ライブもね」
「いいわね」
「心にね」
「そうよね」
「だからね」
樵はさらに言いました。
「今回の僕達のお仕事はね」
「心の栄養にもなるわね」
「そうしたものだよ」
「若しも」
ジョージはここで思いました。
「歌やダンスがなかったら」
「世の中物凄くつまらないよ」
カルロスも言います。
「本当にね」
「何と味気ないものになるか」
心からです、恵梨香は思いました。
「わからない位ね」
「想像することすら難しいね」
神宝は本当に想像すら出来ませんでした。
「歌や踊りがないと」
「本当にそうね」
ナターシャはどうかというお顔で言いました。
「それは恐ろしい世界かも知れないわ」
「全くだね」
「歌も踊りもない」
「そんな世界ってどうなのか」
「想像も出来ない位よ」
「果たしてどんな世界か」
五人でお話します、そしてつぎはぎ娘はこう言いました。
「それを地獄っていうのかしら」
「オズの国や外の世界とは別にある」
「その世界だね」
「ええ、あたしは全然知らないけれど」
モジャボロと教授に応えて言います。
「歌も踊りがないとね」
「まさにだね」
「地獄だね」
「ええ。そうでね」
そうであってというのです。
「そんな世界絶対に嫌よ」
「全くだね」
「我々もそう思うよ」
モジャボロと教授はアップルパイとアップルティーを楽しみながらそのうえでつぎはぎ娘の言葉に同意して頷きます。
「そうした世界はね」
「あまりにも味気ないよ」
「どれだけ面白くないか」
「夢も希望もないか」
「そう考えるとね」
「確かに地獄だね」
「そう、色々な歌や踊りがあって」
つぎはぎ娘はそれでと言いました。
「いつも楽しめる」
「そうでないとね」
「世界は面白くないよね」
「そうよ、そんな世界じゃなくてよかったわ」
こうも言いました。
「オズの国がね」
「うん、けれどね」
トトはつぎはぎ娘の言葉を受けて言いました。
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