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世界はまだ僕達の名前を知らない
決意の章
05th
考える
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  ・襲われる詰所の衛兵。
  ・襲撃で殺されない。

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 こんな所だろうか? 右衛兵や左衛兵は『衛兵達』の中に纏めた。

「……………………」

 紙を眺めて何か繋がる所が無いか探す。

「…………!」

 見付けた。

 目を付けたのは黒女と巨女だ。トイレ男の推測では、巨女を()ったのは黒女だ。具体的な方法までは思い浮かばないが、黒女が巨女を殺した際、血が飛び散り、それが彼女の足元を汚したと考えれば……否、あの血の付き方がそれを否定する。あんなにべっとりと血が付いているのなら、黒女は巨女の死体を踏み付けたのかも知れない。

 それに、襲撃が行われる前、黒女は路地裏に居た。そして巨女も、二回目と同じ様に行動していたのなら、路地裏に居た筈だ。これで前回、四回目に白女と黒女が別れた理由が判った。白女は襲撃の準備を、黒女は巨女殺害の準備をする為に別れたのだろう。三回目に黒女が詰所に居たのは、巨女殺害を達成したので襲撃に合流した、という事だろうか。こうも繋がるという事はこの考えは合っているという事で間違いあるまい。新しい紙を出し、書く。



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 ・リーフィアを殺害したのは黒女。

 ・白女と黒女は最初共に行動しており、白女は襲撃の、黒女はリーフィア殺害の準備をする為に別れた。

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「……………………」

 しかし、同時に恐ろしい事実も発覚する。

 それは、巨女では黒女に勝てないという事だ。

 正直言うと、襲撃に対する備えとして彼女に期待していなかった訳ではないので、巨女ですら勝てない相手が居るという状況は厳しい。いや、感覚を封じてくる奴が居る時点で既に理不尽だが。後で彼女の能力に就いても考察せねばなるまい。

 そして、肝心の襲撃の目的だが……前衛兵の殺害、という事ぐらいしか判らない。何故彼を殺そうとするのか、そこまで判らないとどうしようも無い。前衛兵を死なせずに襲撃の矛を収めさせるには、どうしたらいいのか。そこが全く判らないのだ。どうしようも無い。前衛兵に殺される様な理由は無いかを訊きに行こうにも彼は既に死んでいる。訊けるとしたら次回以降になるだろう。

 これ以上は考えていても仕方が無いと思ったので、次に、各回の違い?トイレ男の行動が与える事件への影響を纏める。




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 ・路地裏で白女に追い掛けられ、捕まる(一回目)……不明(襲撃が起こる前に戻った為)

 ・路地裏でリーフィアに助けられ、詰所に預けられる(二回目)……無し?

 ・マ
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