決意の章
03rd
大口依頼
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い背丈の男は、
「何が起きたのか判らぬ侭に死ぬのは可哀想だろ? だから一撃で殺すのは避けてるんだ」
「今のコイツ、絶対何が起きたのか解ってなかったぞ」
「理解はできなくても認識はできていた筈だ。首をレイピアが貫いた、とね」
「どうだか……」
三人の男達は今も血溜まりを広げる前衛兵の死体を挟んでそう和やかに会話していた。そこには一定の友好が見て取れた。
「さてと、仕事も終わったし帰るか。白姉とアーニはどうする?」
「白姉は勝手に俺達が帰ったって勘付くだろ。アーニは……まぁ勝手に帰るんじゃね?」
他の仲間を放置する事を決定し、三人は小黒男が入ってきた窓から建物を後にした。
残された前衛兵の死体の目は、開いていた。
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