第二章
[8]前話
「出来るだけ自転車を使っています」
「自転車ですか」
「それを使いまして」
そしてというのだ。
「行き来しています」
「そうなんですね」
「はい、ではまたお家に入りましょう」
こう話してだった、公毅は雄吾を家に入れた、家では読書やゲームを座って行い頭の体操をしていた。そして昼食は。
魚に野菜のある料理で公毅の妻が作ったしっかりしたもので。
「いつもこうしたものを召し上がられていますか」
「ビタミンと蛋白質、カルシウムはです」
「摂っていますか」
「牛乳や野菜ジュース、豆乳もそれぞれ飲んでいまして」
「健康にいいですか」
「はい、それに」
さらに言うのだった。
「お茶も」
「水分補給も欠かしていませんか」
「そうしたものを飲みまして」
「そうですか」
「ではいただきましょう」
「有り難うございます」
昼食をご馳走になってだった、雄吾は一礼してだった。
そのうえで公毅の家の食事をいただいた、だが彼はもう散歩する体力がないので家に帰った、そして夕食の後で。
公毅に風呂に誘われた、誘われたのは近所にある昔ながらの銭湯であり。
「普段は家で、ですが毎日です」
「お風呂もですか」
「入っています」
そうだというのだ。
「毎日。身体を奇麗にして血行もです」
「よくして」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「よく寝ています」
「そうですか」
「睡眠時間は長く摂って」
「よく寝て」
「また明日からです」
「三食しっかり食べて」
「歯を磨いて散歩もしまして」
「ゲームや読書を楽しんで」
「そしてこうしてです」
一緒に銭湯の湯舟の中に浸かりながら話した。
「お風呂に入って後はです」
「寝ますか」
「そうしています」
「そうしていてですね」
「多分健康です」
「そうですか、では私も出来るだけ」
雄吾は公毅に笑顔で話した。
「林さんみたいにです」
「暮らされますか」
「そうしてみます」
こう言って実際に次の日から散歩の時間は兎も角公毅の様に暮らしていった。すると腰や膝の痛みは徐々によくなり。
そして以前より健康になった、そして長生き出来た。それは公毅も一緒で二人で長い老後を健康的に過ごすことが出来たのだった。
フィットネス 完
2024・11・13
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