第二幕その十一
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「本当にね」
「そうよね」
「そう、そして」
そしてというのです。
「デザートも出すね」
「勿論よ、デザートはね」
「忘れないね」
「甘いものもね」
「欠かせないね」
「甘いものは心の栄養になるから」
だからだというのです。
「本当にね」
「欠かせないよね」
「お菓子でもフルーツでもね」
「甘いお野菜でもね」
「それでデザートは何かな」
臆病ライオンはドロシーに尋ねました。
「一体」
「西瓜はどうかしら」
「西瓜なんだ」
「西瓜はここにいる皆が好きだから」
それでというのです。
「いいわよね」
「そうだね」
「それにしましょう」
「それではね」
こうお話して実際にでした。
皆夜はお城のお庭でドロシーが出したバーベキューを楽しみました、牛肉にソーセージに人参に玉葱、ピーマンに茄子が焼かれてです。
お魚や蛸に烏賊、海老、貝類も焼かれます。樵にかかし、つぎはぎ娘は皆が食べて色々なジュースを飲んでいるのを見ていますあ。
樵はここでかかしとつぎはぎ娘に言いました。
「こうしてシーフードも食べるとね」
「そうそう、いいんだよね」
「皆の身体にね」
「そうなんだよね、蛸や烏賊もね」
こうした生きものもというのです。
「美味しくてね」
「身体にもいい」
「そうなのよね」
「うん、それに今は皆食べてるけれど」
蛸は烏賊をというのです。
「昔は食べていなかったね」
「オズの国でもアメリカでも」
ジョージはその焼かれた蛸を食べつつ言いました。
「食べなかったですね」
「そうだったね」
「どちらも」
「食べられることさえ知らなかったね」
「そうでした」
「しかし食べてみると」
これがというのです。
「本当にね」
「美味しいんです」
「そう聞いているよ」
「アメリカでは今もあまり食べないですが」
それでもというのです。
「日本ではです」
「よく食べるね」
「蛸はたこ焼きにしまして」
そうしてというのです。
「茹で蛸にも酢蛸にもしまして」
「こうして焼いてもだね」
「食べます、お刺身にもします」
「本当に色々食べるね」
「烏賊も同じで」
「煮て焼いてお刺身にして」
「揚げたりもしまして、お好み焼きにも入れますから」
そちらのお料理にもというのです。
「何かとです」
「食べるんだね」
「日本では」
「そうだね、面白いね」
「食べてみると美味しいですし」
「バーベキューにしてもいいしね」
「そうなんです、日本に来て蛸も烏賊も食べる様になって」
そうしてというのです。
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