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冬でも犬は元気
第一章

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                冬でも犬は元気
 神戸の冬は寒い、だがふわりは毎日朝と夕方に元気に散歩に出て毎朝家族が起きると早速彼等に鳴くのが日課になっていた。
「ワンワン」
「おう、散歩行こうな」
「ワンッ」
 家族の国崎家の息子洋介に鳴いてだった。
 彼と一緒に散歩に出た、ふわりは朝からいつも元気だ。
 そして家に帰るとだ。
「ワンワン」
「いつも元気に散歩してな」
「よく食べるわね」
「ああ、何かな」
 洋介は朝食を食べつつ一緒に食べている母の百合子に言った、父の文太は今日は仕事が早いので先に食べて仕事に出ている。
「冬でもな」
「元気でしょ」
「神戸寒いからな」
 自分達が暮らしている街はというのだ。
「それで俺なんてな」
「いつも起きるとテンション低いわね」
「家に暖房入れてな」 
 朝起きてというのだ。
「それからもな」
「お散歩に出てね」
「帰ってこうして飯食うまでな」
 温かい味噌汁をすすりつつ言った。
「寒さが辛いよ」
「あんたはね、けれどね」
「ふわりは違うな」
「だって犬で」
 ふわりはというのだ。
「体温高いし毛に覆われてるし」
「しかもトイプードルだから厚いな」
 その毛がというのだ。
「そうしたコート着てる様なものか」
「だから冬もね」
「元気なんだな」
「逆に夏は苦手だけれどね」
 そうであるがというのだ。
「冬でもね」
「元気か」
「そう、そしてね」
 それでというのだ。
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