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ソードアート・オンライン stylish・story
第八話 便利屋。その名も・・・
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そして次の瞬間、泣き声を上げながらシュウの前に4Mはある白く美しい一角獣が降り立った。そしてその淡い蒼角はユニコーンをさらに引き立てていた。

「Wow!Beautiful!!(わぉ!美しいぜ!!)。正直倒すのを躊躇っちまうぜ。気絶させて角だけ持って帰りてぇんだけど・・・アイテムを入手するには完全に倒すしかねぇからな」

そう言うとシュウはリベリオンを引き抜き、右肩に担ぐ。

「んじゃ・・・始めるか!!」

シュウはまず【ステンィガー】で距離を縮め、ユニコーンの首に向かって強力な突きを放とうとしたが・・・

「っ!?」

シュウの身体が一瞬だが、止まったように動かなくなった。そしてその隙にユニコーンは地面を蹴って、それを避ける。

「何が起きた?俺のソードスキルが当たる瞬間、身体が止まっちまった。奴の特殊能力か?なら・・・少し試してみるか」

シュウはリベリオンからルシフェルに替え、鉄剣を作り出すと片手に一本ずつ剣を持ち、一本は外し、そしてもう一本はユニコーンの目の前に投げる。
そしてそれでさっきの正体が明らかになった。外した剣はそのまま地面に突き刺さるが、目の前に迫っていた剣はユニコーンの前で一瞬だが、動きを止めてしまう。そしてユニコーンが避けた瞬間に動き出し、地面に刺さる。

「なるほど。あいつの能力は、視界に存在している物の時間を任意に一瞬だけ、止める事が出来るのか。なら・・・まずはアイツの視界を奪う事からだな?」

するとシュウはルシフェルを消すと両手には黒色の篭手と両足には獣を思わせる鉄製のブーツを身に付ける。
これがシュウの最終武器【べオウルフ】。攻撃範囲は狭い代わりに今まで手に入れてきた武器の中で最強の攻撃力を誇っている。

「こいつを出して戦うのはお前が初めてだぜ?」

シュウが格闘ポーズを取るとユニコーンが雷を纏いながら、突進してきた。シュウはそれを避け様とするが、動きを止められ、直撃とまでは至らなかったが、少し掠ってしまった。それだけでHPの一割近くを持っていかれた。

「Wow!!流石幾人ものプレイヤーを退けただけの事はあるぜ!!んでもここまでだぜ?」

シュウは体勢を立て直し、その場に立ち上がると右手に力を溜め始めた。そして一定以上の力を溜めると・・・

「Crush and bash(砕け散れ)!!!」地面に向かって右の鉄拳を打ち込むと地面が割れ、その衝撃がユニコーンを襲う。そして周りは煙で視界が奪われていた。当然ユニコーンも目標を失っていた。シュウの目的は視界を奪い、隙を作る事。この一瞬の隙だけで十分だった。

「・・・Catch this(喰らえ)!!」

シュウの声が響くとユニコーンの腹に鉄拳が打ち込まれ、そのまま・・・

「Rising dragon
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