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ドラゴンボールP〜もしも悟飯が勉強をおろそかにしたら〜
敗北
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孫悟飯(ついに敵からさえ、見捨てられてしまった。僕は一体どうしたらいいんだ? どう師匠に顔向けしたら……)

悟飯が敗北に打ちひしがれていると、高台からジャンプして歩いてきたのは、一人の武道家であった。名を鶴仙人という。
トットット。

孫悟飯「ん……し、師匠! いつからそこに!?」
鶴仙人「フンッ! よもや、わしの気すら探れんようになっておるとはな」
孫悟飯「し、師匠……申し訳ありません。確かに、背後に一人の気配があることは察知していたのですが、一般人並みの気としか思えず……」
鶴仙人「バカモン! 外から感じ取れる気の強さなど、いくらでもコントロールできると説明したはずだ。それに貴様、わしに報告することがあるのではないか?」
孫悟飯「そ、そうでした。実は今日、17号の剣圧に耐えかねて、中指を使用してしまいました」
鶴仙人「破門だ」
孫悟飯「えっ? 今なんて……」
鶴仙人「破門だと言ったのが聞こえなかったか? 耳さえも節穴となったか!?」
孫悟飯「どうかっ! それだけはご勘弁を! どこへ行っても本気で相手してもらえず、鶴仙流以外に行く当てがないのです」

孫悟飯(そう。あれは僕がお父さんのように、地球を守れる立派な戦士になりたくて、自己流の修行を終え、道場を探していたときの事だった)
孫悟飯(僕が弱すぎる子供なのが原因で、どこへ行っても、本気で戦ってくれる人はいなかったんだ)
孫悟飯(頼みの綱だったのが、噂で耳にした、お父さんの亀仙流に匹敵すると言われる、鶴仙流の道場だった)

天津飯「ん、誰だ? ここは、お前のようなガキが来ていい場所じゃないぞ!」
孫悟飯「どうか僕を弟子にしてください! どこへ行っても、まともに相手してもらえず……」
天津飯「フン、無理もないだろう。溢れんばかりのお坊ちゃま臭。見る目のある武闘家なら、誰も相手にはしまい」
孫悟飯「そこを何とか! 一度だけでもお相手していただきたい」
餃子「天、どうする? 鶴仙人様は雑用係を増やしたいとは言っていた」
天津飯「そうか、まぁ雑用くらいなら、三日はもつかもな。いいだろう、案内してやる」
孫悟飯「はぁっ! ありがとうございます!」

★★★★★★★

天津飯「鶴仙人様。雑用係を志願する者を連れて参りました」
鶴仙人「ほう。ちょうど、道場を綺麗にしたいと思っていた所だ。よかろう、通せ」
孫悟飯「はじめまして! 孫悟飯と申します」
鶴仙人「孫悟飯、貴様には掃除係を任命しよう。早速だが、床の掃除にとりかかれ」
孫悟飯「は、はい! もちろんそれは構わないのですが、お手合わせ等はして頂けないのでしょうか?」
天津飯「貴様っ! 新米の分際で、長である鶴仙人様に意見するのか!?」
孫悟飯「申し訳ありません。すぐに武術の修行に入れないことは承知
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