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第七話 オレンジギルド
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てオレンジプレイヤー達は息がとうとう切れてしまった。

「あんた等何やってるんだ!!早く殺しな!!」

「終わりか?んじゃ、俺の番だな」

シュウはその場で『居合い』の構えを取り、目を閉じる。そして・・・

「Ha!!」

日本刀を引き抜き、その場で一回転するように刀を回す。そしてゆっくり刀を鞘に戻していく。

「何だよ?届いてないぜ?」

「今ので斬ったつもりかよ?」

「嘗めてんのか!?」

「Shut up(黙れ)・・・」

シュウが静かにそう告げ・・・

カチン!!

と完全に納刀すると、オレンジプレイヤー達の武器が一斉に真っ二つになった。突然の事にプレイヤー達は腰を抜かしてしまった。

「うわっ!!」

「俺の武器が!!」

「何が!?」

動揺しているプレイヤー達にシュウが説明を始める。

「分かんなくて当たり前だぜ?でもお前達の得物を斬ったのはこいつ・・・『閻魔刀(ヤマト)』だ。こいつは真空波を飛ばすことが出来る。刀身は届いてなくても、その斬撃が斬ったってわけだ。んでお前達の総攻撃は10秒当たり400ってとこだな。でもな・・・俺のレベルは85。HPは16000。自動回復は10秒で800だ。簡単に言うなら、お前達がいくら攻撃しても俺を殺すことは出来ねぇよ」

戦意喪失したのを確認するとキリトが一つの結晶を手にシュウの隣に来た。

「これは俺の依頼主が全財産を叩いて買った『回廊結晶』だ。出口は監獄前に設定してある。これで全員、監獄に飛んでもらう!!」

それを見たロザリアは槍を構える。

「グ、グリーンの私を傷つければ、アンタ達がオレンジになるわよ!!」

「その点なら問題ないぜ?」

シュウはロザリアの質問を返し、ポーチから音声を録音出来る『録音結晶』を取り出した。それを見たロザリアはまさかと言う顔をし始めた。

「俺達とアンタの今までやり取りはこの結晶に保存してある。これを監獄の軍に渡せばアンタは一発で監獄行きだ。それによ・・・」

シュウとキリトは一瞬でロザリアとの距離を縮めると殺気を放ちながら首元に剣の刃を付きつける。

「「俺達はソロだ・・・2,3日オレンジになる位どうってことねぇ(ない)んだよ・・・」」

それを聞いたロザリアは槍を落とし、膝を着いた。そしてキリトが持っていた結晶でそのギルドは監獄送りとなった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ゴメンな?シリカ。黙ってて。教えたら怖がれれると思ったんだ」

帰ってきて宿屋に入ってキリトはシリカにすぐに謝った。しかしシリカは気にしていないように首を振る。

「大丈夫です。キリトさんは良い人だから」

「おいおい。そんな良い方じゃ、まるで俺だけ悪人って言ってるみたい
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