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ソードアート・オンライン stylish・story
第六話 ビーストテイマーの少女
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って置けないって言うか・・・何ていうか・・・」

二人の意外過ぎた答えに少女は・・・

「ぷっ・・・えへへ、あはは!!」

と笑い声を張り上げた。それには二人も顔を背けてしまう。

「笑わないって約束したじゃねぇか?お嬢さん」

「ゴメンなさい。つい・・・」

しかしその顔には先程の暗い表情は無く、すっきりした表情になっていた。

「それに・・・理由はそれだけじゃないんだけどな」

キリトは少し真剣な表情で話す。どうやらキリトはキリトで何かしらの用があるみたいだった。

「え?・・・あっ!!私、シリカって言います」

「俺はシュウだ。腕には少し自信があっから頼ってくれて良いぜ?シリカ」

「そして俺はキリト。これからしばらくの間、よろしくな?」

三人は握手を交わし、35層の町『ミーシェ』に向かった。そしてシリカは行く行く通行人・・・特に男性プレイヤーから声を掛けれ、パーティ勧誘をされていたがキリトとシュウの間に入り、それぞれの片腕にしがみ付き、断っていた。そしてキリトとシュウは嫉妬的な目で見られていたみたいだ。
そして町並みを歩いていると紅髪の女性がシリカに話しかけてきたが、シリカは顔を曇らせる。

「ロ、ロザリアさん・・・」

「あら?あのトカゲどうしたの?もしかして・・・」

「おい・・・」

女性が言い切る前にシュウが少しドスを効かせて止める。幾ら自分のせいで使い魔が死んだとは言っても、言い方というものがあった。それを考慮していないロザリアにシュウはキレそうになったが抑えた。

「大丈夫です。シュウさん。絶対に諦めませんから!!」

「へえ・・・って言う事は思い出の丘に行くのかしら?でもアンタのレベルで攻略できるのかしら?」

「そ、それは・・・」

顔を曇らせているシリカにキリトとシュウが前に出る。

「出来るさ」

「だな。そんなに難易度が高いって訳じゃねぇし。何とかなるってヤツだ」

「アンタ達もその子にたらし込まれたのかい?見かけじゃ、そんなに強くなさそうだけどねぇ?」

三人はロザリアの言葉を無視して、宿屋に向かった。
そして夕食を取っているとロザリアの言動に疑問を抱えていたシリカにキリトがMMOでは悪人を演じるプレイヤーが居る事と話し、そしてプレイヤーキル、通称『PK』。つまり殺人をするプレイヤーも居る事を言い聞かせた。しかしSAOでは話が別だった。死んでしまえば本当に死ぬデスゲームと化したのだから。キリトとシュウはその事に腹が立ち始め、持っていたコップを圧迫し始めた。

「このゲームは・・・遊びじゃないんだ!!」

「今はそんなことしてるヒマなんてねぇのによ・・・」

シュウにいたっては力の強さにヒビが入り始めていた。大剣のリ
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