第一幕その六
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「よくなるんだよ」
「そういえばドリトル先生はね」
「イギリスにおられた時のお話で沢山のイギリス料理が出て来るけれど」
「どのお料理も美味そうだね」
「そうよね」
「聞いていたら」
ジョージ達五人はここで皆が知っているとある生きもの達と大の仲良しのお医者さんのことを思い出しました。
「今は日本におられて」
「和食も色々なものを食べてね」
「凄く楽しんでおられるけれど」
「イギリスにおられた頃だって」
「食べることを楽しんでいるよ」
「ああ、あの人のことは聞いているよ」
樵はドリトル先生について笑顔で応えました。
「偉大な学者さんだね」
「はい、色々な言語に通じていて」
「多くの種類の生きものの言語にも」
「他にも沢山の学問に秀でていて」
「博士号も沢山持っている」
「素晴らしい学者さんです」
「そうだね、あの人のことはオズの国でも有名で」
そうであってというのです。
「やがてはね」
「来られるんですね」
「このオズの国に」
「そしてオズの国の住人になって」
「そうしてですね」
「永遠に暮らすんですね」
「そうなるよ」
必ずというのです。
「あの人もね」
「そうなんですね」
「あの人は確かにオズの国に相応しいですね」
「言われてみますと」
「とてもいい人ですから」
「この上なく素敵で」
「公平で正義感もあって子供の心も備えている」
ドリトル先生はというのです。
「そうしたね」
「素晴らしい人ですよね」
「僕達もそう思います」
「何度かお会いしていますけれど」
「誰にでも紳士で」
「物凄く温厚で優しい人です」
「本物の紳士だね」
かかしも言います。
「ドリトル先生は」
「全くですね」
「僕達も先生みたいになりたいです」
「あんな素晴らしい人に」
「学問に秀でていて」
「とても優しい紳士に」
「そうだね、あんないい人はいないよ」
まさにというのです。
「本当にね」
「そうですよね」
「オズの国にも相応しいです」
「絶対に怒鳴ったりしないですし」
「子供も尊重してくれてです」
「穏やかな人で」
「そうだね、ああした人が増えるとね」
かかしはさらに言いました。
「世界はもっとよくなるよ」
「絶対にそうなりますね」
「平和になって」
「そして穏やかになって」
「優しくもなって」
「偏見も減ります」
「そうなるよ」
絶対にというのです、そうしたお話をです。
皆しました、そのうえで朝ご飯の後も楽しく遊びましたが十時になったところでお城につぎはぎ娘が来ました。
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