暁 〜小説投稿サイト〜
木の葉芽吹きて大樹為す
蛇足三部作
『最後は隣に並んで歩こう』
[後書き]

[8]前話 [9]本文
うちはマダラ唱える「月の眼計画」。
それもまた長期的な世界平和のための最も効果的な手段であると自分は考えます。計画にかかるリスクの大きさ(十尾のコントロールや人柱力が死んだ場合の幻想世界の維持)などを考慮しなければ、ですが。
老人状態のマダラが語った様にこの世を“愛だけの世界”にするという言葉とて恐らく紛い物ではないのでしょう。戦争を経験し、一国一里制度の抱える矛盾点を淡々と見つめ続けてきた彼だからこそ言える言葉であり、そうした矛盾を抱える忍び世界の救世主になろうと彼の起こした行動は間違いではない。でも有る意味、人々が月読世界に移る事は死んでいるのと同じ事であり、ナルト達がそれを忌避するのもまた人間として間違っていない行動です。

――だから、主人公には敢えて頭領を否定する言葉は言わせませんでした。
どちらの考えも間違ってはおらず、どちらの考えも世界を変えるという意味では正しいものなので。

話は変わりますが初代火影を女性として設定した最後の理由は、初代が女性であればあの愛憎入り交じった過剰な執着心を受け入れてくれるのではないかと考えた事もあります。強固な繋がりの無い同性の場合だと反発しそうな感情ですが、異性であれば分かり合おうとしてくれるのではないか。受け入れる事は出来なくても、受け留めてくれるのはないか、と。
実際彼女は大抵のことを笑って済ませられる人になりましたし、死んで火影ではなくなった後であればそうした(しがらみ)に囚われる事無く相対してくれました。


……とまあ、色々と書きたい事もありますが、これ以上書くと本当に蛇足に成ってしまいそうなのでこの辺で。
いずれ改稿版を書くにせよ、この話はこれでお終いです。それでは。
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