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世界の礎
第九話 開墾その六

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「非常にな」
「非常に高い場所にあります」
 マチが言って来た。
「高原と言うだけあり」
「その高原の中でもな」
「非常にです」
 チベットはというのだ。
「高いです」
「その為地形が非常に険しい」
「私は入ったことはないですが」
「聞いているな」
「はい」 
 チベットのことはというのだ。
「それで今お話を刺せて頂いています」
「将軍の言う通りだ」
 義青はまさにと答えた。
「あの地はな」
「非常に高い場所にあり」
「そして地形は険しい、空気も薄く」
「攻めるにはですね」
「非常に困難だ、だが平和的な地でな」
「自分達から進んで戦をすることはないですね」
「あの地で暮らせればな」
 それが出来ればというのだ。
「いい」
「だからですね」
「彼等についてはな」
「話をして」
「帝国に加える」
「そうしますね」
「これよりな、そして砂漠はこのままだ」
 今度はこの地の話をした。
「オアシスに点在する都市国家達をだ」
「一つ一つですね」
「帝国に入る様に促すかな」
「従わないのなら攻める」
「西から東に進みつつそうしていきな」
 そしてというのだ。
「中国に至る、いいな」
「その様に」
「北のモンゴルの草原も進み」 
 そうもしてというのだ。
「果てを目指し」
「満州において」
「多くの街も築く、それからだ」
「中国ですね」
「そうなる、ではこのまま進めていこう」
「領土の拡大を」
「そうしていく」
 こう言って領土をさらに拡大させていった、チベットは程なく帝国に入り砂漠のオアシスにある都市国家達もだった。
 またモンゴルの遊牧民達も加わり。
「満州、東北にもな」
「至りました」
「遂にな、ではだ」
「満州にですね」
「街や村を築く」
「開墾を進め」
「開拓もしてな」
 そうもしてというのだ。
「やっていく、だが」
「だがといいますと」
「あの地は寒冷だ」
 満州はというのだ。
「それもかなりな」
「寒冷では」 
 ヤクはその話を聞いて言った。
「農業にはです」
「不向きだな」
「どうしても」
「その通りだ」 
 義青も否定しなかった。
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