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世界の礎
第九話 開墾その四

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「蛙跳びに」
「そうなっているな」
「外務大臣が頑張ってくれていまして」
 サラ、彼女がというのだ。
「徐々にですが」
「確実にだな」
「街、どれも一つの国家ですが」
「帝国に加えていっている」
「左様です」
「いいことだ」
 その流れはというのだ。
「そうして砂漠も掌握する」
「あの地域を」
「そして砂漠を掌握すればな」
 そうすればというのだった。
「次はな」
「中国ですか」
「いや、その南のだ」
「南ですか」
「チベットだ」
 この地域だというのだ。
「あの地域をだ」
「掌握しますか」
「中国は豊かな地だ」
 義青はこのことも熟知している、この世界のことを全て知っているが故に。
「それ故に人も多い」
「人が多いとなると」
「それぞれの国も兵が多くな」
 そうであってというのだ。
「強い」
「だからですね」
「容易にはな」
「攻められないですね」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「まずはな、高原とだ」
「砂漠を掌握し」
「チベットもな」
 この地域もというのだ。
「そうしてからだ」
「中国ですか」
「焦ることはない」
 義青は確かな声でだ、アモナスロに話した。
「決してな」
「徐々にですか」
「掌握していく、どのみち世界の礎を築く中でな」
「そうした地域もですね」
「掌握するからな」 
 そうしていくからだというのだ。
「手に入れていく」
「中国を手に入れる前に」
「焦らずな」
 そのうえでというのだ。
「そうしていく、そして高原を進み」
「モンゴルもですね」
「あちらも掌握しさらに進み」
 そうしてというのだ。
「中国には長城がある」
「あの長い壁ですね」
 マチが言ってきた。
「噂には聞いていますが」
「あの壁の北をだ」
「全て掌握しますか」
「そしてモンゴル高原の左に寒冷だが農作も出来る地域があるからな」
「そうなのですね」
「満州や東北とも呼ばれる地域だ」
 その地域はというのだ。
「そちらにだ」
「進出して」
「農業を行い資源を採掘し」
「そうしてですか」
「街を築いてだ」
 そうもしてというのだ。
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