第1章 やって来ました剣と魔法の世界
第4話 爆発魔法の使い手
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も迷惑なのと、俺と縁を結んだ少女の周りからはそんな連中を排除しなければならないので、そう聞いてみたまで、なのですが。
「その試す方法と言うのは時間が掛かりますか?」
頭から否定するでもなく、ちゃんと聞く耳を持ってコルベール先生は聞き返して来た。
成るほど。悪くない対応ですね。
「時間は掛かりません。五分も有れば十分でしょう」
ここは陽光溢れる春の草原。ここに妖精がいないで、何処に居ると言うのですか。余程、周りの雰囲気が悪くない限り、小妖精ぐらいは呼び寄せられます。
ひとつため息のように息を吐き、そして、小さく口笛を吹き始める。
高く、低く。
口笛は微妙な旋律を奏でつつ、春の野を満たして行く。
強く、弱く。
その音色は、正に春の野を示す陽光。
そして、春の野を吹き抜ける優しい風。
刹那、俺の正面に、小さな影が顕われる。
そっと差し出す俺の手の平に腰掛け、俺の奏でる旋律に合わせて首を振る小さき乙女。
少なくない余韻と共に、口笛を終わらせる俺。
そして、
「私の手の平の上に居る、小さき乙女。春の野に花をもたらせる花神の姿が見えますか、ヴァリエール嬢」
花神。西洋風に表現するのなら、ピクシーと呼ばれる存在に成ると思いますね。
コイツは霊格が低いから、誰にでも彼にでも見える存在では有りません。それに、人間の前には滅多な事では姿を顕わせないヤツらでも有ります。
オマケに、いたずら者でも有るのは確かなのですが……。
「確かに、緑色の服を着た、羽の有る少女が座っているわ」
俺の問いにそう答えるルイズ。成るほど、彼女には、花神を視覚によって視認出来るだけの見鬼の才には恵まれている、と言う事ですか。
「ヴァリエール嬢。貴女には、見鬼の才が有ります。
大丈夫。落ち着いて、ちゃんと自分の霊力を制御出来たなら、使い魔は召喚出来ますよ」
俺は、少しの微笑みと共に、そう答える。これで、多少の自信が付く事は間違いない。
……って言うか、普通は、こう言う成功体験を積み重ねさせ続ける事によって、少しずつ自信を付けさせて行く物なんですけど。
今までどんな教育が為されて来たか判らないのですが、この魔法学院と言うトコロは、結構、スパルタ教育を行う学校なのかも知れませんね。
そんな事を考えながら、このまま、俺の意図している流れにどう持って行こうかと考えを巡らそうとした瞬間。
「嘘だ。そんな物の姿は、僕には見えないぞ!」
先ほどの少年が大きな声を上げる。そして、更に続けて、
「土のライン・メイジの僕が、ゼロのルイズよりも、魔法の才能が劣っている訳がない!」
……
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