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第三話 再会
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はははは」

「くっははははは!!!」

キリトが笑い出すと元βテスターだったシュウも笑い出す。

「な、何が可笑しいんや!!」

「お前ら・・・本当にバカだな?」

シュウが関西弁の男子に言い放つとさらにキリトが続ける。

「まったくだぜ!俺たちをあんな素人連中と一緒にしないでほしいな」

「な!なんやと!」

「βテスター達は基本動作もままならないド素人の溜まり場だったぜ?今の連中の方が100倍マシだぜ?」

キリトとシュウは関西弁の男子・・・キバオウに寄りながら自分たちの意見を言い放つ。

「でも、俺達二人はあんな奴らとは違う。俺達はβテスト中に他の誰も到達できなかった層まで上った!要するにボスの刀スキルを知ってたのは上の層で刀を使うモンスターと散々戦ったからだ」

続いてシュウが言い放つ。

「他にも色々知ってるぜ?情報やなんて問題にならないくらいな!!」

「な、なんやそれ、そんなんもうβテスターどころやないやん!もうチートやん!チーターやないか!!」

「そうだ!チーターだ!」「だから【ビーター】だ!」


キバオウの叫びに周りの人間達は次々と便乗していくがそれがキリトとシュウの思惑だった。

「ビーター、いい呼び名だな」

「ビーターか・・・イカすネーミングだぜ!気に入った!!」

キリトはアイテム欄の中からボスのラストアタックボーナスの【ミッドナイトコート】を装備しながら、シュウと隣り合うように立つ。
黒のコートのキリト、そして真紅のコートのシュウ。それはビーターを思わせるような威圧を放っていた。

「そうだ。俺達はビーターだ。これからはあんな元テスターたちと一緒にするな」

「それとこれは忠告だ。そんな馬鹿げた考えしてっと・・・お前達・・・死ぬぜ?」

キリトとシュウはそれだけを言い放つと次の階層の門へと足を運ぶ。しかし・・・

「待って」

振り向くと先ほどキリトと一緒に戦っていたアスナがいた。何でも何故自分の名前を知っているのかと言う疑問をキリトに問いかけたのだった。その問いはすぐに晴れた。パーティメンバー欄の上に載っていたアスナの名前をただ呼んでいたみたいだった。その事にアスナは笑みを零す。

「ふふ、な〜んだ。こんなところにずっと書いてあったのね」シュウは「本当に気付かなかったのかよ・・・」と心の中で溜め息を付きながら聞いていた。

「君は強くなれる。だからもし信頼できる人にギルドに誘われたら断るなよ?ソロプレイには絶対的な限界があるから」

キリトはそれだけを言うと門を潜り、その場から居なくなった。そしてシュウはアスナと向き合った。

「もしかして・・・修也・・・お兄ちゃん?」

「この・・・」

「えっ!?」

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