第四章
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「何かあって裸を見たかと思ったよ」
「彼女とは何の関係もないよ」
絶対にという返事だった。
「僕はね」
「それでどうしてわかるか」
「喉を見ればね」
「わかるんだね」
「どれだけ奇麗でも」
それで美少女にしか見えずともというのだ。
「わかることはだよ」
「わかる」
「見るべき部分を見れば」
そうすればというのだ。
「そうだよ、それこそ性転換でもしていないと」
「実際に」
「特徴は出るから」
どうしてもというのだ。
「わかるよ、そしてね」
「そして?」
「何ならそうしたお店を紹介するよ」
「風俗はいいよ」
ボリバルは沖村の今の申し出には真顔で応えた。
「行くなら女性専門だよ」
「君はだね」
「だから男の娘はいいよ」
「メイド喫茶だよ」
そちらの店だというのだ。
「そちらはね」
「メイド喫茶なら」
ボリバルもそれならと返した。
「いいよ」
「男の娘でもだね」
「そうしたことをしないならね」
風俗で行う様なことをというのだ。
「いいよ」
「それじゃあ行くね」
「うん、今度案内してくれるかな」
「それではね」
沖村は笑顔で応えた、そうしてだった。
後日ボリバルは沖村に居酒屋の時と同じく仕事帰りにメイド喫茶に案内された、そこに行くとだった。
「いらっしゃいませご主人様」
「いや、これは」
小柄で白いロングヘアに水色のメイド服と白いエプロンとカチューシャの美少女を見てだ、ボリバルは言った。
「本当にね」
「女の子に見えるね」
「そうだよ」
「はい、僕女の子です」
メイドの娘は中性的な声で応えた。
「可愛いですね」
「そ、そうだね」
ボリバルは引いた顔で応えた。
「もう完全にだよ」
「女の子ですね」
「どう見てもね」
「他にも奇麗な娘ばかりだから」
案内役の沖村が話した。
「入ろう」
「それじゃあ」
ボリバルは沖村の言葉に頷いた、そしてだった。
店の中に入ると挨拶をしてくれたメイドに注文をしてそうしてからメイド喫茶の中を見回した、店の中にはメイド喫茶だけあって多くのメイド達がいるが。
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