第七話 三つ目の大河その七
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義青は帝国領土上空の浮島達にも進出しそこにいた者達に降る様に言い時には戦って降してだった。
彼等も帝国の民とし浮島を帝国の領土としていった、そしてインドにも進出していったがそのうえでだった。
「浮島も行き来を多くし移動の術でだ」
「官吏を送りですね」
「連絡を密にする」
カニに話した。
「連絡が疎遠になるとな」
「異変に気付かず」
「叛乱も起こされるからな」
だからだというのだ。
「それを防ぐ為にもだ」
「連絡を密にしますね」
「浮島もな、統治は変わらないが」
浮島達の方もというのだ。
「それも同じだ」
「連絡を密にすることも」
「そうだ、そしてだ」
そのうえでというのだ。
「治め豊かにしていく」
「浮島もまた」
「全ての浮島をな、これまでも飛兵の増強は考えていたが」
実はそうであったのだ、義青にしても。
「しかしだ」
「それでもですか」
「他にやるべきことが多くな」
それでというのだ。
「ようやくだ」
「今ですね」
「出来る様になった」
「そうなのですね」
「それでこれからはな」
「飛兵を増やし」
「浮島もだ」
そちらもというのだ。
「掌握してな」
「領土として治める」
「そうする、資源も手に入れる」
「その資源ですが」
マホが言ってきた。
「鉄に銅、宝玉とです」
「色々発掘しているな」
「義青様が言われた場所にありますね」
「資源がある場所はわかっている」
既にとだ、義青はマホに答えた。
「私はな。この世界の地理もだ」
「全て頭の中に入っておられますか」
「神霊の塔を踏破した時にだ」
「この世界の地理をですね」
「全て頭に入れてもらったからな」
「神霊の方々に」
「だから何処に何があるかな」
そのことがというのだ。
「わかっていてな」
「それで、ですか」
「資源のこともだ」
「わかっておられるのですね」
「だからだ」
「的確にですね」
「資源が得られる、そしてだ」
義青はさらに話した。
「今は錫も手に入れている、また銀もだ」
「発掘出来ています」
「そして精製する技術はだ」
こちらはというと。
「随時出してだ」
「新しいものになる様に言われていますね」
「こうした時にな、そろそろ鋼鉄もだ」
こう呼ばれる鉄をというのだ。
「生み出せる様にしよう」
「鋼鉄ですか」
「鉄は鉄だがより硬い」
マホに鋼鉄をこう説明した。
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