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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
集結、そして新たなる敵
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かしゼクロスはそのネットを両手で引き千切った。そしてライダーマンへ向かおうとする。
 「ならばっ!」
 アタッチメントを変える。今度はロープアームだ。
 ロープアームをゼクロスへ投げ付ける。ロープは彼の首をくくった。
 「これならどうだ」
 しかしそれに対してもゼクロスはその機械の如き態度を崩さない。冷静にロープを見ている。
 両手でロープを掴んだ。そしてあっという間にそれを引き千切った。
 「馬鹿なっ、俺のロープは怪人すら絞め殺すというのに・・・・・・」
 ]ライダーがライドルを抜いた。ホイップにして切りつける。
 間合いを離す。]ライダーはそれを追うがそれより速く手裏剣を飛ばしてくる。
 ライドルで叩き落す。それは予想していた。
 右手の甲から何かが飛び出てきた。それはスチールワイヤーで出来たマイクロチェーンだった。
 それも叩き落そうとする。だがライドルにからみついてきた。
 「・・・・・・」
 その瞬間ゼクロスは右手から電流を発してきた。かなりの高圧電流だ。速い。]ライダーとて避けられなかった。
 「うおおっ!」
 高圧電流が]ライダーを打つ。咄嗟にライドルを離しそれ以上のダメージは避けたもののかなりの痛手だった。
 ゼクロスは甲にチェーンを収めた。そして今度は左手のチェーンを]ライダーにからませようとする。チェーンが飛ぶ。だがその先端を何かが弾いた。
 「!?」
 ゼクロスがそれが飛んできた方を見た。そこにはホッパーを飛ばしたV3がいた。
 「ホッパーにはこうした使い方もあるんでな」
 そう言うと少しずつ間合いを詰めていくV3。対するぜクロスも顔だけでなく全身を向けてきた。
 「行くぞ!」
 V3が大地を蹴った。ゼクロスも同時に大地を蹴った。
 「ムン!」
 パンチを繰り出す。ゼクロスも同時にパンチを繰り出す。
 二つの影が交差した。両者はまたもや同時に着地した。
 「・・・・・・・・・」
 ゼクロスは相変わらず言葉を発さず振り向いた。そこにはV3の背があった。
 暫しV3は動きを止めていた。だがすぐに片膝を着いた。
 「は、速い・・・・・・」
 技を出したのは同時であった。しかし技の速さは違っていたのだ。ゼクロスのパンチはV3の胸を正確に打っていた。
 「地上ならともかく、空ならばどうだ!」
 スカイライダーが跳んだ。セイリングジャンプで空中に浮かんだ。
 「さあ来い、空中戦ならば負けはしない!」
 急降下して襲い掛かる。一撃目はかわされた。
 「だが・・・次はどうだ!」
 左足で蹴りを繰り出す。ゼクロスはそれを右手で受け止めた。
 「まだだ!」
 左の蹴りの力を反動させ空中で前転した。右足で踵落としを浴びせる。今度は左手で受ける。
 そしてその右手を掴んだ。空中へ放
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