集結、そして新たなる敵
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光景を見た。
「こんな・・・・・・馬鹿な・・・・・・」
何とゼクロスが九体いるのだ。それぞれが構えを取りライダー達を取り囲んでいる。先程とは逆の状況だ。
「奴は・・・・・・九体もいたのか・・・・・・・・・!?」
だが気は一人のものしか感じられない。
「いや、違う。奴は一人しかいない」
スーパー1が言った。
「という事は分身の術か。メカニックな外見して古風な真似をする」
V3がそれに答えた。
「どっちにしろ同じだ。いくらいようがこれの前には通用しないぜ!」
ストロンガーが叫んだ。他のライダー達が一斉に跳んだ。
「喰らえっ、エレクトロサンダー!」
地面に拳を叩き付ける。電流が地走りとなって周囲を覆う。
ゼクロスとその分身達が雷に包まれる。
分身はホノグラフだった。電流に覆われるとすぐに消え失せた。
「どうだ、まやかしなんぞこんなもんだ!」
だが本体は残っていた。雷に包まれたのは全て分身だった。既にもう一体分身を作っていたのだ。
本体は跳んでいた。ストロンガーへ向けて蹴りを放とうとする。
「来たか、予想通りだ!」
確かにそれはストロンガーの計算通りだった。ゼクロスが跳び上がり攻撃を仕掛けて来るのは。だが彼はここで一つ致命的な計算ミスを犯していた。
その蹴りは余りにも速かった。ストロンガーの予想を遥かに超える速さだった。蹴りはストロンガーの胸を直撃した。
「ぐおっ!」
すんでのところで急所を外した。だがかなりのダメージであることに違いは無かった。
「ケケーーーーッ!」
そこにストロンガーの仇とばかりアマゾンが襲い掛かる。両腕の鰭が黒く光る。
「・・・・・・・・・」
ゼクロスは無言で右手をかざした。肘の十字が浮き出る。
それは四つの刃を持つ手裏剣だった。振り向きざまに放つ。
「ケッ!」
跳びながらであるがアマゾンはそれを右の鰭で弾き返した。この時手裏剣にのみ注意を奪われていた。
ゼクロスが来た。
跳び上がり左ソバットを放つ。左手で防ごうとするが間に合わない。アマゾンのこめかみを直撃した。
吹き飛ばされるアマゾン。ゼクロスは更に攻撃を仕掛けようとする。だがその前にスーパー1が立ち塞がる。
既に両腕をパワーハンドにチェンジさせている。その力を以って捻り潰そうとする。
両者共力比べに入ろうとする。スーパー1は渾身の力を込めた。だがそれでもゼクロスは動かない。
「何っ!?」
逆にゼクロスが動いた。スーパー1の渾身の力もものともせず彼をねじ伏せた、そして思いきり放り投げる。
かろうじて受身を取るスーパー1。入れ替わりにライダーマンが立ち向かう。
まずネットアームを撃ち出す。その中にゼクロスを捉えた。
「やったか!」
し
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