暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
宙への港の電人
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人の大幹部と対峙し沖は言った。
 「おのれっ、それを忘れていたわ」
 滝は子供達の縄をナイフで断ち切っている。
 「滝さん、子供達を安全な場所へ」
 「おお」
 子供達の縄を全て断ち切ると滝は子供達を連れ戦場を離脱した。
 「後は貴様等だけだな」
 そう言うと沖はゆっくりと赤心少林拳の構えを取った。
 「ほざけ、ならば貴様を力ずくで倒すだけだ」
 新たに二体の怪人が現われた。ゴッドの復讐怪人サソリジェロニモとドグマのムカデ怪人ムカデリアである。
 「ならば・・・行くぞ!」
 スーパー1は構えを取った。さっきのものとは別の構えだ。



 変・・・・・・
 右腕を頭の高さで引いた。左腕は腰の高さで前にある。
 手と足が銀の手袋とブーツに包まれる。腰にベルトが出ている。
 ・・・・・・身
 右腕を前に出す。左腕はそれに添えている。胸も銀色になった。
 両手首を合わせる。そしてそのまま前に出していく。全身が黒のバトルボディに包まれる。
 両手首を時計回りに百八十度回転させた。顔の右半分が仮面に包まれすぐに左半分も包まれる。
 腰のベルトが光った。全身が光に包まれる。

 変身は完了した。仮面ライダースーパー1がそこにいた。
 「行くぞ、魔神提督、磁石団長!」
 二人へ向けて突き進む。底へ三体の怪人が立ち塞がる。
 「ムヒョーーーォウ!」
 ムカデタイガーが口から炎を吹き出す。スーパー1も腕を冷熱ハンドに変え右腕から炎を出して対抗する。
 怪人の炎が途絶えると懐へ飛び込みその首を右手で掴むと炎を噴出させた。
 「ヒョォーーーーーッ!」
 怪人は忽ち炎に包まれた。そして爆死した。
 次はムカデリアへ向かう。腕はエレキハンドに変わっていた。
 怪人はトゲ爆弾を投げる。それがかわされるとロープを投げてきた。
 スーパー1はそれを掴んだ。そして両腕に電気を込めた。
 「受けろおっ!」
 黄色い電流がロープを伝う。怪人はそれに撃たれた。
 それをスーパー1は蹴り飛ばした。電流に包まれながら怪人は吹き飛ばされ地面に叩き付けられ爆発した。
 今度はパワーハンドに変えるとサソリジェロニモの槍を掴んだ。そして奪い取り真っ二つにへし折った。
 槍を折られた怪人は今度は斧を出してきた。斧が唸り声をあげてスーパー1に襲い掛かる。
 その刃をかわすスーパー1。頭上へ斧が振り下ろされる。
 「見切った!」
 その斧を受け止めた。武道でいう真剣白刃取りだ。
 刃を封じるとそれを奪った。右手で握り潰し左手でチョップを加える。
 怪人が怯んだところにもう一撃、怪人の首に両手でチョップを同時に浴びせる。
 「スーパーライダー諸手頚動脈打ち!」
 両手の攻撃が同時にヒットした。サソリジェロニモは倒れ爆発して果てた
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