第四話
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ハ!!」
牧野は大笑いしながら少女たちを見ていた。
「なんなんだ……こいつ……」
「鍵をつけたところで、私たちが逃げられないわけ……」
「そんなことは想定内!あなた達がそうしないようにぃ……私は準備をしていたのですよ!」
そう言って牧野はポケットから銀色に光る何かを取り出して、紫達に見せつけた。
「この鍵は私の背後にあるコンテナの鍵!なかには…世にも珍しい青髪の少女が入ってまーっす!」
「なっ!?あなたにとりに何したの!?」
「少女を救いたければ?私を倒してみなさいなぁ!しかし、あなたがたはすでに私の自動砲塔に囲まれて?打開策などあるわけナッシブル!残された道は降伏するか、少女を見捨てて逃げるか…いずれにしろ苦渋の決断ってなわけでぇーーーっす!!」
「こいつ……きたねえ事しやがる!」
「きたない?作戦と呼んでいただけませんかぁ?負け惜しみですか?えぇ?」
牧野は紫達を見下すようない言い方で言葉を吐き続ける。紫達はそんな彼にいらだちを覚え始めていた。
しかし、状況が危ういのは事実。下手に動けば周りの武器に撃たれて全滅。だが、にとりを置いて逃げるわけにもいかない。紫達の表情にはしだいに焦りの色が見え始めていた。
(どうしたらいいの……このままじゃ私たちまで……)
「あんたらはスキマの中にいてくれるか?」
動揺を隠せずにいた一同を見ながら口を開いたのは不老不死の少女だった。
「それでどうにかなるんですか?」
「あいつを引き付けるには、私がうってつけだろう?この状況じゃなおさらだしな」
「私たちはどうしたら?」
「時機を見て動いてくれ。それまで何とかする」
「……わかった。無理しないで」
「ああ」
紫達は覚悟を決めた妹紅に声をかけながら、スキマの中へと入っていった。
それを見送った妹紅は、大きく息を吐くといまだにニヤニヤしながらこっちを見続ける男を睨みつけた。
「残ったのはあなただけですかぁ……ちょっと残念ですねぇ?」
「言っとくけど、私は降参なんてするつもりはねぇからな?」
「そう言うと思っていましたよ?ならば……やることは一つですね!?」
「ちっ……勝手にしろ」
「ご了承を得たところで!イッツショーウターイム!!」
男は右手を大きく横に振り合図を送る。
同時に乾いた金属音と焦げたにおいが部屋を埋め尽くしていった。
「う……ぐぁ……」
部屋の中央にいた少女は、金属音が鳴ると同時に体から赤い液体を出し、やがてゆっくりとその場に倒れていった。
「フハハハッ!!人を撃つのは初めてでしたがぁ……なかなかいい光景ではありませ
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