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仮面ライダーガイゼル Feet.オール・ダークライダーズ
Capture:03 〜邂逅、戦士達〜
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心した表情を思い浮かべる。
「どうやら彼、リュウガとダークウィザードを助けたみたいだ」
「ほう、このライダーバトル盛んな時代に他のライダーを助けるとはな」
「興味がわいたかい? 皇帝ライダーに?」
エターナルから告げられた言葉を聞いてこちらも仮面の下で好奇心が抑えきれない様子。
……元々生物達の欲望の結晶であるコアメダルを用いた仮面ライダーゆえか、自身の身に宿る欲望を抑制しきれてない。
ポセイドンの変身者が抑えるどころか、欲望という波の流れに身を任せて戦闘能力へ昇華させているから何らかの暴走といった不具合はない……とエターナルは今まで集めた情報を考えて推察している。
そして、ポセイドンは荒波を打ち付ける夜の海の光景を見ながら、仮面の下でニヤリと笑う。
「戦ってみたいものだ。仮面ライダーガイゼル」
「お前は、オレを満たしてくれるのか?」
仮面の下でにやりと嬉しそうな笑みを浮かべるポセイドン。
それがまだ見ぬ強敵と戦える歓びなのは明らかなほど、彼の笑い声が海岸の岩場で木霊していた。
狂喜するポセイドンの姿を見て、エターナルはただ静観するだけ。
「……」
エターナルがふと見上げると、そこで目に写ったのは真白の月。
まるで穢れを知らない真珠の宝石のように純白の光の照らすそれを見て、エターナルはただ静かに佇んでいた。
〜〜〜〜
世界は巡る。世界は回る。
変わらぬ仮初の平穏を、その裏で起きている非日常、終わりの知らない闘争を。
だが、それらをひっくり返すべく、動き出したものがいた。
――それは、闇から這い出てきた仮面をつけた異形だった。
歪な形の冷たい体、牙をむいた口、人ならざる虫のような複眼。
仮面ライダーによく似た、しかし決して仮面ライダーならざる存在である異形の怪物はおどろおどろしい声を発した。
「スベテノ 仮面ライダー 二 死 ヲ」
大いなる闇を抱いた『ソレ』が仮面ライダー達の前に現れるのは、そう遠くない。
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