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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
天空の覇王
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ある。
 「行けっ、奴等を討ち取ってやれ!」
 二体の怪人が叫び声をあげる。戦闘員達が周りを取り囲む。
 四人は構えを取った。顔が炎に照らされる。
 「・・・行くぞ!」
 筑波が叫んだ。構えを解く。その目が光った。


 スカイ・・・
 両手を肘から脇の下へ入れる。腰のベルトが出て来た。右手を前に突き出す。すぐに右手を引っ込め左手の平を肩の高さで前に出す。
 腕と胸がオレンジになる。胴と脚が黄緑のバトルボディに包まれる。
 変身!
 左手を手刀にし右から左へ思い切り旋回させる。黒い手袋とブーツが装着される。
 左手を脇の下に入れ右手を左斜め上へ突き出す。顔の右半分を仮面が覆う。次に左半分を。
 腰のベルトが回転する。光がライダーを包んだ。

 「さあ来い改造人間!」
 筑波はライダーに変身した。格納庫へ飛び降りてきた二体の改造人間と対峙する。
 「イイッ」
 戦闘員達がライダーへ襲い掛かろうとする。だがそれをがんがんじい達が防ぐ。
 「雑魚はわい等に任せてや!」
 「ライダーは怪人を!」
 博士も拳を振るう。意外と格闘能力も秀でている。
 「有り難う、よし行くぞ!」
 ライダーは怪人達へ向かって行く。
 ガラオックスが角を突き出して突進して来る。ライダーはそれを受け止めた。
 「スカイチョップ!」
 連続してチョップを繰り出す。怯んだところに回し蹴りを入れる。
 「ガオオーーーゥゥ!」
 怪人は吹き飛ばされた。そして炎上する円盤に叩き付けられる。 
 「ガオーーーーーッ!」
 その炎に巻き込まれた。断末魔の叫びをあげ爆死する。
 「ガガガガーーーーッ!」
 奇械人ドクガランは叫び声と共に背中の羽根から燐粉を発してきた。普通の人間ならば数秒で死に至らしめる猛毒である。
 「皆下がって!」
 ライダーが叫ぶ。戦闘員達をあらかた倒し終えていた三人はそれに従った。
 「トオッ!」
 ライダーは飛び上がった。そして空中で]の字を作り高速で回転する。
 「スカイフライングソーサー!」
 毒の粉はライダーが作り出した風によりかき消された。狼狽する怪人に対しライダーは急降下してきた。
 「スカイキーーーーーック!」
 高速回転で威力を増した蹴りが怪人の胸をちょくげきする。さしもの奇械人も爆死して果てた。
 「さあ、残るは貴様等だけだ!」
 上にいる三人の大幹部を指差す。ゼネラルモンスターが前に出た。
 「面白い、今度こそ倒してやるわ」
 だがそれを荒ワシ師団長が制した。
 「待て、ここは俺に任せろ」
 「何っ、どういう事だ」
 右目で師団長をじろりと見た。
 「この基地は最早使い物にならん。貴様とツバサ大僧正は残った人員を集めて撤退の指揮を執れ。ライダーは俺が食い止める」
 
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