天空の覇王
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から中に入る。奥は機械化された路になっていた。
「暗い路だな、相変わらず」
「ほんまですな。進歩の無い連中や」
博士とがんがんじいがこそこそ話す。四人はその暗さの中に潜り込む様にして進む。
「あそこから光が漏れるな」
一行は光が見える方向へ進む。路を出た。そうすると急に視野が広がった。
そこは巨大な格納庫だった。周りに航空機を整備する時に使用される機械が立ち並んでいる。そしてあの写真に写っていたあれが。
「円盤か。やっぱりこいつ等の物だったか」
円盤を見て筑波は言った。目の前にあるものの他にも数機ある。
「はやいとこぶっ壊してしもうた方がええでんな。こんなん置いといたら後々えらいことになりまっせ」
「矢田君の言う通りだな。しかしどうやって。見たところ外はかなり頑丈だぞ」
「そういう事ならお任せ下さい」
役は懐から何か取り出した。
「小型の爆弾です。これならエンジン部分に入れる事が出来ます」
「そうか、どんな優れた兵器もエンジンが破壊されたら終わりだ。それでいこう」
役はそれぞれ爆弾を受け取った。そして円盤のエンジン部分へ放り込んだ。
「よし、下がれ!」
四人は安全な場所まで下がる。暫くして円盤が次々に爆発していく。
爆発は誘爆を招いた。周辺の機器も爆発に巻き込んでいく。
「成功だな、これでこの基地は使い物にならない」
廊下の隅に隠れて四人はその爆発を見守っていた。暫くしてドカドカと足音が聞こえてきた。
「これはどういう事だ!」
ゼネラルモンスターであった。後ろに戦闘員達を従えている。
「円盤が何者かにより爆破されました!周辺の機器も全て爆発に巻き込まれました!」
戦闘員の一人が報告する。
「消火活動を急げ!さもないとこの基地の機能が全て失われてしまうぞ!」
「はっ!」
ゼネラルモンスターの指示の下戦闘員達は動く。消火器等をもって次々と火を消していく。ツバサ大僧正や荒ワシ師団長
も手勢を連れて現われて来た。
「そうはさせるか!」
筑波達が飛び出していく。そして戦闘員達を次々と倒していく。
「ぬうっ、貴様等は!」
ゼネラルモンスター達は上の階から燃え盛る格納庫にいる筑波達を憤怒の表情で見下ろす。それに対し筑波達は闘志をみなぎらせた目で昂然と見上げた。
「残念だったなゼネラルモンスター、最早この基地は使い物にならないぞ」
「おのれっ、カメバズーカ達めしくじりおって・・・」
「かくなるうえは貴様等の首でもって作戦失敗の罪を清めてやるわ!」
荒ワシ師団長が斧を振るう。すると二体の怪人が姿を現わした。
「カオーーオゥ」
「ガガガガーーー」
ゲルショッカーのガス怪人ガラオックスとブラックサタンの毒燐怪人奇械人ドクガランで
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