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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
熱砂の騎士
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 そう言い残すと倒れた。大爆発を起こし死んだ。
 「遂に死んだか、ブラックサタンの残照もこれで完全にこの世から消え去ったな」
 ストロンガーは感慨深げに呟いた。チャージアップも解いていた。
 「それはどうかな」
 何処からか声が響いてきた。
 「誰だっ!」
 ストロンガーは叫んだ。声の主は嘲るように笑った。
 「俺の声を忘れたか。ならば少々手荒いもてなしをしてやらねばならんな」
 声がそう言い終えると先程ストロンガーが現われた丘の上から二体の影が現われた。
 「イイーーーーーッ!」
 ブラックサタンの地雷怪人コウモリ奇械人とジンドグマのボール怪人ドクロボールである。
 「ブラックサタンの・・・・・・!」
 奇械人の姿を見てストロンガーは驚いた。
 「迂闊だったな、ストロンガー。ブラックサタンの力も今や我等の力の一部なのだ」
 声は高らかに笑った。
 「やれいっ、手加減は無用だ」
 その声を待つまでもなく怪人達はストロンガーに襲い掛かって来た。まずドクロボールがバスケットボールに似たボールを投げ付けてくる。
 ストロンガーはそれをジャンプでかわした。だがそこへドクロボールはネットを投げ付けた。
 「むうっ!」
 ネットはストロンガーを捉えた。そのまま地に落ちる。
 「キキィーーーーッ」
 コウモリ奇械人が口から赤い液を吹き出す。それは容赦なくストロンガーにふりかかった。
 「うおおおおおっ!」
 ストロンガーの身体がしゅうしゅうと音を立て焼ける。常人ならば即死してしまう程強力な液である。ストロンガーもダメージを受けた。
 だがここで怪人は一つのミスを犯した。液のせいでネットが溶けてしまったのだ。
 「しめた!」
 ストロンガーはネットを引き千切った。そおへ自らを巨大なボールと変化させたドクロボールが飛んで来る。
 怪人は不気味に空を裂く音を立てつつ飛んで来る。ストロンガーはそれを冷静に見ている。
 「今だ!」
 ストロンガーは回転を始めた。コマの様に回る。衝撃が周りの砂を撒き散らす。
 「ウルトラパーーーーンチッ!」
 ドクロボールを撃つ瞬間に拳に電流を集中させる。ボールが今雷に覆われ緑の光に包まれた。
 「ガオオオオッ!」
 叫び声と共に怪人は元の姿に戻った。そして砂の中に倒れこみ爆死した。
 だがまだコウモリ奇械人が残っていた。怪人はその翼を使い空へ上がろうとする。
 それに対しストロンガーも跳躍した。一直線に怪人へ向かって行く。
 身体を激しく回転させた。ドリルの様な動きである。
 「スクリューーーキィーーーーック!」
 蹴りが怪人を貫いた。ストロンガーは暫くそのまま空を飛び着地した。その後ろでは真っ二つになった怪人が空で爆死していた。
 「フフフフ、そうでなくては面白くは
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