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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
熱砂の騎士
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呼ぶ  人が呼ぶ
  悪を倒せと俺を呼ぶ
  聞け、悪人共
  俺は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー!」
  ストロンガーの全身を雷が走った。凄まじい衝撃が起こった。
 「貴様等の野望、今ここで潰える。覚悟しろ!」
 「ほざけ、返り討ちにしてくれるわ!」
 ストロンガーが降り立った。戦闘員達がそれを取り囲む。  
 「フン、来たな雑魚共が」
 不敵な言葉を吐いた。それにいきり立つかの様に戦闘員達が一斉に動いた。
 「エレクトロチャーーージッ!」
 腕を交差させ全身から電流を放った。それに襲われた戦闘員達が一掃される。
 「な・・・・・・」
 さしものデッドライオンも思わず絶句した。
 「デッドライオン、残るは貴様だけだ」
 「ほざけえっ、その減らず口二度と叩けぬようにしてやるわ!」
 鬣を外し投げ付ける。それはブーメランの様に旋回しつつストロンガーへ襲い掛かる。
 「その程度!」
 電流を放ち弾き返す。鬣は空しく主の下へ返っていった。
 「今度はこちらから行くぞ!」
 突進した。拳を次々と繰り出す。
 デッドライオンはそれを右の爪で受け止める。そして返す刀で斬りかかる。
 ストロンガーは蹴りを放つ。雨に電流が反応しバチバチと音を立てる。
 だがそれをデッドライオンはバックステップでかわした。間合いが空くと爪を飛ばして来た。
 ストロンガーは襲い来る爪を蹴った。その時激しい電流を流した。
 爪が電流により緑に光る。激しいスパークの音がし爪は塵となって地に落ちた。
 「何ッ!」
 これにはさしものデッドライオンも驚いた。自分の最大の武器が跡形もなく消されたのだから。
 「電流は水を伝う。雨が貴様の不運だったな」
 「おのれ・・・・・・」
 呪詛の声を漏らす。先程は喜んだ雨が今では憎くて仕方が無い。
 「これで決着を着ける。行くぞ!」
 胸のSの文字が激しく回転し始めた。
 「チャーージアーーーップ!」
 角と胸が銀色になる。それと同時にストロンガーは跳んだ。
 「超電子ドリルキィーーーック!!」
 右足を軸として高速回転する。そしてそのまま右足で蹴りを入れる。
 「ガオォォーーーーッ!」
 これにはデッドライオンも耐えられなかった。凄まじい衝撃をまともに受け弾き飛ばされた。
 砂の上に叩き付けられる。身体が粉々になるような痛みが全身を襲う。
 「グ、グウウウゥ・・・・・・・・・」
 それでも何とか立ち上がった。だがそれが限界だった。
 「み、見事だストロンガー、俺の負けだ」
 最後の力を振り絞って声を出した。
 「だが貴様は最後には負ける。悪の力は不滅だ」
 口から血を吹き出した。もはやこれまでだった。
 「地獄で貴様の最後を見届けてやる。悪に栄えあれーーーーっ!!」
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