第二章
[8]前話
その二人を見てだ、高校生らしきグループが話していた。
「あの黒ビキニのお姉さんいいよな」
「スタイルいいよな」
「美人だしな」
「ピンクのビキニの人もな」
「滅茶苦茶エロい身体してるな」
「最高だよな」
こんな輪をしているのを聞いた、それで真巳は友人に囁いた。
「私達見てるわよ」
「わかってるわ」
友人もこう返した。
「水着見てね」
「最高とか言ってるけれど」
「悪い気はしないわね」
「見たらどの娘も悪そうじゃないし」
「まだ遊んでない感じね」
「こっちから声かける?私達今フリーだし」
相手がいないというのだ。
「それじゃあね」
「向こうから声かけてきたらどうする?」
「乗りましょう」
「ええ、じゃあ少し待ってね」
「見てるだけだったら声かけましょう」
「それで遊びましょう」
二人で悪戯っぽく笑って話をした、だが。
男の子達はトイレに向かった、それも全員で。真巳はそれを見てわかった。
「ああ、我慢出来なくて」
「自分でってなったわね」
「全く、遊ぼうと思ったら」
「自分でなんてね」
「それでも声かけてきたら乗るけれど」
「ちょっとマイナスよね」
「自分でっていうのはなね」
こう話した、そしてまたその子達を見たが今度は別の女の子達を見てあれこれ話してまたトイレに行った、それで真巳は言った。
「男の子としては正常でも」
「ちょっと、ね」
「遊ぶのならいいのに」
「自分ではマイナスよね」
「声かけたら乗るのに」
こう話した、最低ではないがマイナスだとだ。そんなことを話しながらプールでは二人で遊んだ。それで遊び終えてロッカーで私服に着替える時Jに言った。
「そこそこ楽しめたわね」
「だからよかったわね」
「ええ、男の子とは遊ばなかったけれど」
「それでもね」
こう話した、そして家に帰ったのだった。
人の点数 完
2025・2・20
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