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自分のキャラにチョコを
第一章

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                自分のキャラにチョコを
 漫画家の新内義元はバレンタインが近付くと担当の二階堂氷雨に言われた、新内は卵型の顔で穏やかな顔立ちに太い眉があり黒髪を短くしていて背は一七〇位で痩せている。二階堂は波がかった長い赤髪ですっきりした顎にはっきりした目鼻立ちと一六四位の背に見事なスタイルを地味なスーツの中に隠し持っている。
「バレンタインうちの雑誌としては先生達に読者さん達からプレゼントとしてです」
「チョコレートを受け付けていますか」
「はい、毎年」
「プレゼントを受け付けるのはいつもですが」
「バレンタインはです」
「やっぱりチョコレートですね」
「はい、楽しみにして下さい」 
 新内に彼の職場でにこりと笑って話した、丁度今執筆中である。
「先生の作品人気ありますから」
「チョコレートも多いですか」
「それで糖分おやつに困りませんよ」
「それはいいですね、ただ」
 ここで新内は二階堂に話した。
「僕が貰うより」
「それよりもですか」
「キャラが貰った方が嬉しいですね」
「先生が描かれている」
「そう思っています」
「そうなのですね」
「当然僕が貰えても嬉しいですが」
 それでもというのだ。
「自分の子供達みたいなキャラクター達が貰えますと」
「尚更ですか」
「嬉しいです」
 そうだというのだ。
「本当に」
「キャラに送る読者さんもいますので」
「そちらも期待していていいですね」
「人気のあるキャラには」
「チョコも来ますね」
「それも多く」
「こちらの雑誌で描かせてもらってはじめてのバレンタインですが」
 新内はそれでもと話した。
「期待していていいですね」
「はい、待っていて下さい」
「それでは」
 仕事の時にこんな話をした、そしてだった。
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