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ドリトル先生の長崎での出会い
第九幕その一

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                第九幕  長崎の駅前で
 この日は雨でした、それで先生は学会に出てから皆に言いました。
「今日のフィールドワークは路面電車を使ってね」
「それで移動して」
「出来るだけ雨を避ける」
「そうしていくわね」
「そうしよう」
 こう提案するのでした。
「折角だしね、それに路面電車もね」
「学問の対象だね」
「こちらもまた」
「そうだね」
「そうだよ、日本の鉄道文化は凄いけれど」
 それでもというのです。
「かつては路面電車も多かったんだ」
「日本の街にね」
「そうだったんだね」
「松山でも観て乗ったけれど」
「この長崎にもあってだね」
「風情があってね」
 そうであってというのです。
「いいものだね」
「そうだよね」
「日本では走っている街が減っても」
「それでもね」
「あればね」
 その路面電車がというのです。
「乗ってね」
「どんなものかね」
「乗っていて確かめる」
「そうするね」
「そうだよ、そしてね」 
 そのうえでというのです。
「雨はあと少ししたら止むから」
「そうなんだ」
「雨が止むんだ」
「そうなるんだ」
「だから駅前にもね」
 長崎のというのです。
「行こうね、そして駅の方もね」
「観て回るんだ」
「フィールドワークするんだ」
「そうするんだ」
「そうしよう、最近駅前は寂れていることが多いけれど」
 それでもというのです。
「やっぱりその街の玄関だしね」
「そうだよね」
「駅ってそうだよね」
「そして駅前もね」
「そうなっているね」
「玄関も見て」 
 そうしてというのです。
「学ぼうね」
「うん、じゃあね」
「そうしようね」
「長崎という街のフィールドワークとして」
「そうしましょう」
「是非ね」
 こうお話してそうしてでした。
 先生は路面電車に乗ってそちらを学びました、長崎の街をかたことと走る小さな電車は乗り心地もよくてです。
 風情もあって実によかったです、それで皆は言いました。
「いいよね」
「路面電車も」
「街にあると素敵よね」
「移動手段にもなるし」
「しかも風情もあってね」
「観光にもなるしね、日本は鉄道ファンの人も多いけれど」
 先生は皆に電車の席に一緒に座ったうえでお話しました。
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