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仮面ライダーネビュラス -Cosmos of the Fighter-
中編:綻ぶ日常、忍び寄る侵略
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みれとなったユースを抱きかかえながら己の無力さを憎むしかなかった。


(なんで、私はなにもできないの……)


(傷ついたユースを守ることも、戦う力もない……)


(このままどうなっちゃうの……ユースと、離れ離れになるの?)


(それは嫌だ、嫌だ……)


「誰か、助けて」


傷ついた愛しい人を抱き上げながら、弱弱しくつぶやいた言葉。
何人ものトラッシュオーグマンがすぐ目の前まで迫る中、せめて離れ離れにならないように必死にしがみ付いた。
そんな彼女の抵抗も虚しく、一体のトラッシュオーグマンの手が伸び、触れようとした……。


――その時だった、誰かがトラッシュオーグマンの腕を蹴り上げたのは。


「お邪魔するよ」

「なっ、ぐああ!?」

淡白な言葉と共にティアへ触れようとしていたトラッシュオーグマンは蹴り飛ばされた。
一体何事か、とエレキュールが見れば、そこに立っていたのは一人の地球人の青年。

シデン・エンジョウ、その人であった。
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