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世界の礎
第六話 香辛料もその四

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「そのうえで、ですね」
「装備を与え厳しい軍律で統制してな」
「訓練も徹底させ」
「そして精兵としてな」
 そのうえでというのだ。
「鍛え上げたうえでだ」
「戦に向かわせますね」
「そうする、軍は強くあってだ」
 そうしてというのだ。
「統制があってこそだ」
「いいのですね」
「そうだ、だが略奪等はな」
「我が国は許していませんね」
「そうしているな」
「確かに」
「実はより多くの軍を持てた」
 帝国はというのだ。
「三千万の民があればな」
「十万以上に」
「そうだ、だが軍は金がかかるものだ」
「だからですか」
「これまでは最低限に抑えてな」 
 軍の規模とそれにかける予算はというのだ、義青はイシュに対して自身の軍についての戦略を話していった。
「国家の発展に向けていた、だがな」
「それもですか」
「チグリス=ユーフラテス川とナイル川を抑えてだ」
 そうしてというのだ。
「アナトリアもシリアもカルタゴも得て地中海の覇権もだ」
「得たので」
「それでだ」
 そうなったからだというのだ。
「ここで軍はな」
「さらにですか」
「大きくする、二十万に増やしてだ」
 そうしてというのだ。
「国土を守り領土の拡大もだ」
「推し進めますか」
「そうする、また捕らえた獣やモンスターもだ」 
 彼等の話もだ、義青はした。
「これまでも軍に入れ家畜に用いて来たがこれまで以上にだ」
「大々的にですか」
「用いる、そして労働力や戦力にする」
 そうしていくというのだ。
「彼等もな」
「では育てもしますか」
 海軍大臣のキトが問うてきた。
「彼等も」
「人と同じくな」
「そうして戦力にするのですね」
「彼等も戦力になる、特にドラゴンはな」
 この種類のモンスターはというのだ。
「数自体も少なく非常に強いが」
「仲間になるのなら」
「貴重な戦力としてだ」
「用いられますか」
「だからドラゴンマスターも擁している」
 この職業の者達もというのだ。
「あらゆる職業の者達をな」
「帝国そして帝国軍は」
「だからな」 
 そうであるからだというのだ。
「ドラゴンもな」
「戦力にしますね」
「私もだ」
 義青自身もというのだ。
「出向く」
「ドラゴンが出て来たならば」
「そして戦い勝ちだ」
 そうしてというのだ。
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