暁 〜小説投稿サイト〜
先生と助手が仲良すぎて嫉妬されるお話
第一話 赴任先はキヴォトス
[1/2]

[1] 最後 [2]次話
“ドアが閉まりまーす”

「ここがキヴォトスか...」

「にしても疲れたー」

私こと三隈勇吉は今日、キヴォトスに赴任して来た。
理由はなんでもシャーレと言う所で先生の助手をして欲しいと言われたからだ。

「さて、向かいますかね」

~~~シャーレ~~~

先生「うん、わかったよリンちゃん」

先生「うん、はい、はーい」

ガチャリン(電話を切る音)

コンコンッ

先生「どうぞ」

「失礼します」

「今日から配属になりました三隈勇吉です」

先生「うん、よろしくね」

彼が先生か、見た目は好印象な青年だ。歳は...なんだか近い気がする。

先生「私はシャーレで先生をしている〇〇。先生って呼んでくれたらいいよ。」

「分かりました。これからお世話になります先生」

先生「うん、こちらこそ」

先生「じゃあ、三隈君の席はここだから。私はコーヒー淹れてくるね」

「ありがとうございます」

そういって先生はキッチンに向かう。席の椅子に荷物を置いて部屋を見渡す。なかなかに広くて快適だ。

先生「そんな見渡しても面白いものなんかないよ笑」

「あ、いえ...」

先生はコーヒーを淹れて持ってきてくれる。テーブルにコーヒーを置き、向かい合うようにお互いソファーに腰をかける

先生「それで、三隈君はここに来る前は何してたの?」

「えっと、地元の方で教師を...」

先生「そっか!なら頼もしいね」

「いえ、そんなお役に立てるかどうか分かりませんが...」

先生「いやいや、きっと良い先生になれるよ」

「? 私は助手ですから先生では...」

先生「え?聞いてないの?」

「?」

なんだ?もしかしてなにかあるのか?

先生「君は私の助手兼先生だよ?」

「じょ、助手兼先生?」

聞いていない、私は助手としか聞いていない。あのハゲまた騙しやがったな。

先生「その様子だと聞いてないみたいだね...」

「す、すみません...」

先生「いやいや、謝らなくていいよ。こっちの不手際だから」

その時、扉がノックされる。

先生「ん?今日当番無しにしたはずなんだけどな...」

先生「どうぞー」

ユウカ「失礼します」

先生「ユウカ?なんの用かな?」

ユウカ「なんの用って、はぁ...」

紫色の髪の女の子がそこに居た。ここは髪色に規制は無いのか?
その時向こうも私に気づいたようだ。

ユウカ「あら?お客さん?」

先生「あぁ、言ってなかったね」

先生「この人は私の助手だよ、今日から配属になったんだ」

ユウカ「そうですか、よろしくお願いします」

そういって彼女は
[1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ