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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
日常への帰還
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もう猫みたい。戦闘で負った打撲が痛いのでペシペシ叩いてくるのとか勘弁してもらえませんでしょうか。

「私のポックーあげるからー」

「ダメです。っていうかそれ食べかけじゃないですか!」

 せめて真新しいものを用意しましょうよ。用意されても教えませんけど。

「ぬふー、カルカルのエッチー」

「え!?」

「んー」

 な、何でそこで自分の口に銜えて私の口に寄せてくるんですか!

「ポックーゲームー。先に多く食べた方の勝ちなのー。私が勝ったら教えてー」

「ダメです!」

「ケチー」

 ケチとかの問題じゃないんですってば! ていうかそれ絶対ルール違いますよね! 最初から半分以上口に含んでる時点でのほほんさんの勝ちじゃないですか!

「ばれたら政府の監視付くって言ってるじゃないですか!」

「バレなきゃ大丈夫ー」

 他の人はこれで諦めたのにのほほんさんだけ頑なです。何でなんでしょうね、もう。本当に頑固なんですから。

「カルラ、少しいいか?」

「箒さん? はい」

 入り口のところで箒さんが私のことを手招きしていました。のほほんさんを文字通り引き剥がして立ち上がります。それを不満に思ったのかのほほんさんが口を尖らせます。

「むー、私と言うものがいながらー。浮気者ー」

「はいはい。後でお菓子あげますから」

「わーい。じゃあそれで我慢するー」

 のほほんさんはそう言うとその場にちょこんと座りました。やっぱり猫みたいですね。
 とりあえずその場は納めて箒さんの待っている廊下に出ます。最初からお菓子あげるって言ったら離れてくれたんでしょうか?
 廊下に出ると箒さんが着いて来いという風に私に背を向けて先行していくので私もその後に続きます。
 着いたのは、更衣室?

「あのー、箒さん?」

 そこまで着いていって私は始めて声を出しました。

「う、うむ。ちょっと見て欲しいのだが……」

「え?」

 そう思った瞬間に箒さんは服を脱ぎ始めました。
 下着も……ってええ!?

「ちょ! 何してるんですか!」

「いいんだ! ちょっと待っててくれ!」

 いやいやいや! 良くないですって! 服着てください!
 箒さんの豊満な体が……

 私は思わず顔を背けてしまいます。

「ど、どうだ……変ではないか……?」

「え……?」

 そう言われて背けていた顔を元に戻して箒さんを見ると、そこにはあの大胆なビキニに着替えた箒さんが恥ずかしそうに立っていました。

「大きい……」

「ば……! どこを見ているどこを!」

「あ! す、すいません!」

 箒さんが両手で胸元を隠してしまいます。
 で、でもそこに行くのは
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