一巻
二話
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て育てられているものだと実感するよ」
寮の部屋は結構広い。昔、ジオンの士官学校で寮に入ったがそれよりも幾分か間取りは大きい。
「世界に、えーっと……四百六十七機しかないんだったかな。それなら好待遇だよな」
「そうとも。いずれはその中から貴重な一機を任されるかもしれないぞ。実際、私も国から持たされている」
そういって、右耳につけた青色のイヤーカフを見せた。
これは前に私が使ったブルー・ティアーズのプロトタイプの待機形態だ。あの大きさのものがここまで小さくなるとは、まったくこの世界の技術には驚かされる。
因みに、装備もマイナーチェンジしてもらっている。
スターライトは銃身を切り詰めてもらい、取り回しをよく。また、片刃の高周波ブレードを一振り加えさせてもらった。ビームサーベルと同じような取り回しができる装備が欲しかったのだ。
セシリアとの模擬戦で好成績を残したおかげか、要求はすんなり通った。
「えっ、シャアって専用機持ってるの?」
「ああ。セシリア君が持つ物のプロトタイプをな」
「すげーじゃん。シャアってもしかして、もう模擬戦とかも?」
「ああ、日本に来る前に少し」
そう一夏に言うと、彼は目を輝かせて聞いてくる。
「じゃあさじゃあさ、ISに乗るってどんな感じなんだ?俺まだ起動しかしたことがないから、来週の決闘が不安でさぁ……」
「そうだな、水中……いや、無重力にいるところを想像してみるといい。無重力空間では……」
私が説明しだすと、一夏は興味深そうに聞いてくる。
この調子なら仲良くやっていけそうだ。私はそんな思いを胸に抱きながら、ISにおける空中機動について語りだした。
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