第三章
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は中華そばと呼ばれて昭和の頃にはまだこの呼び名が残っていた。
「その時に食ってな」
「大好きになって」
「次の生からラーメン屋になってな」
「今の人生もよね」
「そうだよ、どんどん美味いラーメンにしていくな」
自分が作るそれをというのだ。
「これからは」
「そうしていくわね」
「生まれ変わる中でな」
「そうするね、では私はそのあなたとね」
妻は夫ににこりと笑って応えた。
「ずっと一緒にいるわ」
「お前も実はだしな」
「そのローマの頃からね」
「だからこうして言えるな」
「ええ、お互いにね」
夫婦で笑顔で話した、そうしてだった。
今度はラーメンの話をした、どうしたらより美味くなるか。その話を熱心に一緒に話すのであった。
相続者 完
2024・9・15
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