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彼は いつから私の彼氏?
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だけでしょ あの時の決勝だって1ポイント差じゃぁない 少しよ! 同じじゃぁ無い? 頑張ったわよー お母さんは 水澄ちゃんはえらいと思ってるわー」

「その少しの差が抜かせないの! 若葉なんてキャプテンもやりながら成績ではトップよ! 私は努力が足りないんだわー 卓球でも こうやっている間に後輩とか全国の人が追い上げてきてるんだわー ・・・私 トレーニングしてくる」と、着替えて降りてくると

「そんなこと知るかよー お母さんの娘なんだろー」と、言うお兄ちゃんの声が聞こえていた。

 そして、私が素振りをしていると、お兄ちゃんが外に出て来てしばらく見ていた。多分 お母さんと何か話し合っていて、言われて出て来ているんだろう。

「そんなとこで ぼぉーとしてると風邪ひくよ!」

「うん まぁ お母さんが心配して・・・見守りなさいって 水澄は何かに憑りつかれてるんじゃぁないかって」

「そんなわけないじゃない! 私は トップになりたいだけなの」

「水澄 俺が風呂洗いとか、弁当も自分でやるようになったのに その空いた時間 俺はお前に寝る時間にあてろって言ったのに 勉強時間を増やしただけじゃぁないか」

「うん だってぇー 寝てられへんねんモン」

「あのさー 今の お前に足りないとすると 心の余裕じゃぁないのかなー いつも、目いっぱい走ってー あと一歩だとしても 実力的には充分だよ なぁ 翔琉とはうまくいってるのか?」

「フン! じゃあー 私は 後2歩 努力するだけだよ! ・・・それに、翔琉と逢ってると流されそーで・・・私が逢いたいと思う時だけでいいの 女の我儘よ! お兄ちゃん もう 少しで終わりにするから お願いあるんだけど お風呂の用意してきて 一緒に入って、筋肉ほぐしてくれる?」

「・・・あほっ ・・・お母さんに頼んどく」

「フン 根性無し!」

「それは・・・根性の問題ちゃうやろー 水澄が可愛過ぎるからやー」

 私がお風呂に浸かっているとお母さんが入って来て、私の腕とか脚を揉みほぐしながら

「水澄 もう 充分よ お母さんね 無理やり あの学校に行けって言ったけど、水澄がこんなに頑張る子だとは思ってなかったの 水澄が頑張ってるのって嬉しいわよー だけど 身体壊しでもしたら 悲しいのよー」

「大丈夫だよ 平気! 夏でも 大会の後 お父さんとお母さんが喜んでいるの 私も嬉しかったんだからー でも 次は もっと頑張って トップになるわ!」

「水澄」と、お母さんは私を抱きしめてきてくれて

「お正月にね 水澄ちゃんのお仲間 呼びなさいよ お母さんも2日からお休みだからー 翔琉君もね」

「・・・」

「お兄ちゃん お母さんがねー」と、お風呂から出て、お兄ちゃんの部屋のドァーを・・
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