第二章
[8]前話
するとだ、由紀のスタイルは。
「胸大きくなったわね」
「お尻の形もよくなって」
「結構以上にね」
「女の子から見てもいいじゃない」
「うん、私お顔に自信ないから」
由紀は水泳部の部活の時に同じ部員達に話した。
「それでね」
「頑張ってみたの」
「スタイルよくしようって」
「そうしてみたの」
「そうなの、水泳頑張ってね」
そうしてというのだ。
「スタイルよくなる体操したのよ」
「そうしたらなのね」
「スタイルよくなったのね」
「そうなのね」
「ええ、自分でもよくなったと思うから」
その大きくなった胸を見つつ言った。
「告白してくれる様な人いたら嬉しいわね」
「絶対出るわよ」
「そのスタイルならね」
「間違いなくね」
友人達は笑顔で応えた、そうしてだった。
由紀は実際にある同級生に告白された、それを受けてだった。
恋愛も楽しむ様になった、母はその彼女に言った。
「スタイル磨いたら変わったでしょ」
「ええ、お顔に自信がなくても」
「あんた実はお顔悪くないわよ」
母は笑って話した。
「お母さんそっくりだしね」
「それでそう言うの」
「ええ、変な子以外からブスって言われたことなかったでしょ」
「そういえば」
由紀も頷いた。
「そうだったわ」
「そこにスタイルがよくなったら」
「変わるのね」
「そうよ、だからね」
それでというのだ。
「アドバイスしたのよ、お母さんも学生時代そうしたし」
「自分の経験から言ってくれたのね」
「そうよ、お顔に自信がなくても」
「スタイルがよかったらいいのね」
「そしてスタイルはね」
「努力次第ね」
「そのことがわかったでしょ」
娘に笑顔で話した。
「これで」
「ええ、よくね」
娘はまさにと答えた、そうしてだった。
由紀は彼氏が出来てからもスタイルを維持する様に務めた、すると彼氏も他の男子も彼女の容姿について悪く言わなかった、むしろいいと言ったのだった。
スタイルを磨け 完
2025・1・24
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